LGBTQ洋書読書会とか

新設Cチーム企画主催者が、元々は「リバティおおさかを応援する!」というブログでやってましたが、引っ越ししまして、最近ではLGBTQの洋書読書会やその他の情報をごった煮状態で掲載していますv

「No LGBT History, No Equality」

www.youtube.com

 

ワシントンDCマタシン・ソサエティ制作のビデオ

「No LGBT History, No Equality」

 

(あなただけを、ハリウッドの丘の上である秘密のスペシャル・パーティにご招待しましょう)

(招待客リストなんて存在しません。「マタシンが来てもいいって言った」が合言葉です。)

 

ハリウッドの丘の上にある邸宅のドアのベルを鳴らして中に入ると、そこはもう本当に別世界で、日常とは完全に隔離した素敵なゲイパーティでした。そこにいるみんなはもう完全に日常のことなんて忘れ去っていて、そのゲイだけの空間で生き返ったように楽しんでいました。そりゃもう本当に楽しかった。

(音楽:ローマの春 著作権の許可を得て使用しています)

(この動画を撮った人は)きっと確信があったんですね。自分たちがそこでここぞとばかりに思う存分羽を伸ばしていたその様子を、ちゃんと動画で残して、後世に伝えなきゃいけないって。そう思って当時の人たちはこの動画を撮影したんですね。当時の人たちのその思いを、後世の私たちが継ぐことができるように。

(ワシントンDCマタシン・ソサエティ会長 チャールズ・フランシスさん)

彼らの日常生活は、過酷なものだった。だって、彼らは世間では犯罪者として扱われたわけですから。彼らを犯罪者とする法律がちゃんと存在する中で生きていたんです

(性倒錯者の新しい治療法見つかる、の新聞記事)

犯罪者であるだけでなく、彼らは「気狂い」で精神異常者だとされていた。そしてキリスト教的にも地獄に落ちた忌々しい者たちだとされていた。

だから、このハリウッドの丘の上の邸宅であるパーティだけが、彼らが自分らしくそのままでいることが許される空間だったわけです。

こういう時代があったということを、私たちは決して忘れてはいけないのです。

 

(V.L.コックスさん ニューヨーク在住のアーティスト・アクティビスト)

レズビアンやゲイの人たちの歴史を、私たちが積極的に知ろうとすることは、私たちにとって欠かせないことです。

ホワイトハウスのゲイ迫害の史実を暴く記事)

なぜかというと、私たちの過去や歴史は、これまでずっと抑えつけられ、隠されながら、影のように実体の無いことにされて来たからです。

(プライドマーチの企画をしている証拠写真

その影のような昔にあった出来事や事実を、明るみにできる時代がようやく今やって来たのですから。

 

(チャールズさん)

(プラカードで「社会制度による同性愛者の迫害をやめろ」「同性愛者も幸福を追求する権利がある」などのデモをする歴史動画)

もう私たちの存在や過去の事実を、誰にもなかったことにさせてはいけない。奪われた私たちの歴史を取り戻すのです。もう誰にも私たちが存在しなかったことにさせるわけにはいかない紛らわせやごまかしの偽装事実やでっち上げで私たちの存在を溺れらせてはいけない。

 

(コックスさん)

今この国では、私たちの過去と現在の存在をかき消して、私たちが堂々と生きることを阻害して再び昔のように影に追いやろうとする力が勢いを増しています。

(より多くの同性愛者を異性愛に転向させるべきだ、という昔の論説記事)

だからこそ、いまを生きる私たちが、昔私たちがどのような扱いを受け、どのように存在を消され続けて来たかということを知り、そのことをしっかりと覚えておくことで、そのような時代に引き戻されてしまわないように自覚しておかなければならないのです。

(本「同性愛者治療のための行動療法」)

 

(チャールズさん)

自分が過去から繋がった存在として、私たち自身の歴史を共同認識すること。そしてその歴史を紡いでいく作業を誰にも譲らず、私たちが自らの手で行なっていくこと。

歴史を獲得せずして、平等を獲得することはできないのです。No History, No Equality.

(きんじさんが訳してくれました。)