LGBTQ洋書読書会とか

元々は「リバティおおさかを応援する!」というブログでしたが、引っ越ししまして、最近ではLGBTQの洋書読書会やその他の情報を掲載しています。

偽カムアウトレポート集計結果

ふと昔担当してた授業でやってた「偽のカムアウトさせてレポートさせる」という過激な課題について聞かれて、資料見つけたので投稿してみる。集計おもしろいよー。
偽のカミングアウトをしてレポートを書いてもらう課題を行ったのは、2010~2013年の4年間、関西学院大学のヒューマンセクシュアリティという武田丈先生の授業です。この授業は毎回セクシュアリティの専門家や当事者がゲストで話をするという内容の濃い科目です。私たちが担当する回はコースの中盤でしたので、学生がセクシュアリティについての理解をある程度深めており、この課題を課すのに耐えうると判断して行っていました。
負荷が大きく、自他ともに危険が伴う課題ですし、LGBTQ当事者の学生もいるので、偽カムアウトの体験レポートと、普通の調べもののレポートの2つから選べる課題にしていました。実施の際は、自分たちのカミングアウトの経験談を語り、緊張感や不安がどんなものか想像をうながしたり、実際に行う際、カミングアウトする相手が本当にLGBTQである場合も想定して行うようにと伝えていました。
様々な立場の講師からセクシュアリティジェンダーについて学ぶことによって「実際にLGBTQの気持ちや状況を理解するために偽カムアウトをやってみる必要がある、やってみよう」という動機を学生たちに持たせることができたのは、このプログラムの全体の構成がよくできているからだと思います。
結果、多くの学生が偽カミングアウトにチャレンジすることを選択したことには驚きました。多くの学生がLGBTQではないのにもかかわらず、LGBTQ当事者と全く同じような緊張、不安、パニックなどを体験していることはとても興味深いです。細かい集計はPDFをご覧ください。(当時集計とかコメントとかけっこうがんばってたなーって思う。)
 
下記が当時の課題内容です。
【A】【B】のうち、どちらかを選択して課題とする。
【A】家族または友人に「自分は同性愛者である」と偽のカミングアウトをすること。
偽カミングアウトができた場合、
(1)自分がカムアウト前後にどのような心境になり、感じ考えたか
(2)家族または友人がどのような反応をしたか
(3)体験を踏まえLGBTが生きやすい社会にするため自分に何ができるか
1500字以上でまとめる。
 
偽カミングアウトができなかった場合、
(1)できなかった理由
(2)他のマイノリティ(例えば在日、部落、精神疾患原発付近で育ったなど) の場合ならできたのか、その理由を同性愛の場合と比較し自分の持っている偏見はどのように作られてきたか考察する
(3)自分が持っている偏見をなくす解決方法は何か
1500字以上でまとめる。
なお、偽カムアウトの相手がたまたまLGBT当事者である可能性も想定しておくこと。
 
【B】下記の二つのどちらとも答えること。
1。LGBTIが、医療・福祉の利用者となるとき、どのような困難に遭遇するか、具体的な例をあげた上でその解決方法を考察すること。1000字以上。
2。世界の30ヶ国以上で同性婚や同性同士のパートナーシップを保障する制度がある。同性婚とパートナーシップ法はどのように違うか、またその違いの背景にはどのような考え方があるか調べて1000字以上でまとめること。
 
 
 
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2011年度

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2012年度

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2013年度

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読書会38回目  ネット上の英文を読む 5回目

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読書会38回目  ネット上の英文を読む 5回目
過去のイベント

日 時■2017年4月9日(日) 13:30~15:30 【日程は仮】
場 所■QWRC(くぉーく/予定) アクセスは→こちら  
参加費■500円(人数によって変動します。基本は2000円÷人数)
 
 20170409(日)5回目 
1. Introduction to Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender, and Queer (LGBTQ) History in the United States (PDF)@NPS.これの前半、21ページまで。
  予習用資料■原文資料MS-Word)■解説資料(準備中)
※この資料のサイトトップは→こちら

■前半は英語の勉強、後半は内容についてのディスカッション

■これからの予習用資料:ドロップボックスからワード文書ダウンロードもできます

■これまでの予習用資料
 20170311(土)4回目
1. Introduction to the LGBTQ Heritage Initiative Theme Study (PDF)@NPS.
  予習用資料■原文資料MS-Word)■解説資料MS-Word
※この資料のサイトトップは→こちら
 ■20170107(土)3回目
1. Why LGBTQ Historic Sites Matter (PDF)@NPS.
  予習用資料■原文資料解説資料

 12/3(土)
1. Words matter: Respect and the language of gender identity@TVO.
  予習用資料  原文資料  解説資料
 11/13(日)
1. What’s the politically correct way to refer to my gay and lesbian friends’ beloveds? by Steven Petrow
2. I’m not sure if my new neighbors are a gay couple. May I ask? by Steven Petrow
3. Bonfire of My Vanity by Steven Petrow
  予習用資料 原文資料  解説資料

 15 In This Together
 14 Two Madmen and a Baby
 13 This is Wanting Something
 12 The Greatest Sales Pitch Ever
 10 Go Toward What You Love, 11 How the Other Half Proposes
 9 Creature Comfort, 10 Go Toward What You Love
 8 Bath, Bed, and Beyond
 7 The Missing Dink
■本のページはこちら
 
■主催者のブログはこちらFacebookこちら
 

WS「偏見縮小:選挙に勝つための戸別訪問の練習」

「偏見縮小:選挙に勝つための戸別訪問の練習」
Prejudice Reduction - Lessons from Deep Canvassing
1/21(土)3:00-4:30
【プログラムから概要】
地域の反差別条例が投票で変更される時、私たちは半分の時間を失います。多くの場合、これらは勝ち得るキャンペーンなのに、私たちは準備するのが遅すぎるのです。そのような結果にしてはいけません。抜け目のない選挙活動は私たちの投票数を上げるだけでなく、今後も長く続く道のりの上で、偏見を減らすことにもなります。この分科会では、洞察力のある戸別訪問のための視点と理想的な実践を教示します。そしてそれぞれの組織に合った統合的説得プログラムを検討します。
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この分科会は選挙活動をがんばっている日本の友達のために何か学んで伝えられたらいいなと思って参加した。最初たった4人しか参加者がいなかったけど、ぱらぱらと集まり最終的には12人ぐらいになっていた。人数が少ないためひとりずつ自己紹介を回された。LGBTQの政治運動系団体の人、大学の学生会執行部みたいなとこからの人、地域の選挙活動に参加している人、単に興味がある人などなど。ファシリが団体紹介とともに、ストーンウォール事件がゲイリブの発端と言われているけど、もっと前から警察との火種はあちこちであって、フロリダのマイアミがゲイリブの発祥の地なのよ本当は、という話をしていた。
この分科会では、トランスジェンダーのトイレ論争について実際に取り組んだことを例にあげて説明していた。近年、アメリカでは有名人がカムアウトしたり、トランスジェンダー芸能人が人気になったりで、トランスの存在がどんどん顕在化してきている。その反動でバックラッシュもあり、保守的な州ではトランスジェンダーが自認の性別のトイレを使うことを禁止する法律が通ったり、新たに作る動きもある。その法律が住民投票にかけられる時、どのように有権者に対して深いアプローチをすることができるか、有権者トランスジェンダーに対する偏見を減らし、差別を助長する法律に反対する票を投じさせるかが分科会のテーマだ。戸別訪問の手順は下記のような流れ。

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●導入と初見。
●段階1、ビデオを観る。新しい有権者の本当の感想。
●段階2、トランスを定義する。新しい有権者LGBTを経験する。
●段階3、新しい有権者のリアルな体験、判断。
●段階4、懸念に対処する。
●まとめ、最終評価。

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(上記研修用のプリントの訳を下記スライドに合わせて付け加えています。)
●導入と初見。
こんにちは、●●さん。(※)SAVEのボランティアで■■と申します。去年可決されたトランスジェンダーの人たちを含む反差別法の更新について、こちらの近所で有権者の方々にお話しさせてもらっています。この法律がなくなる可能性が出てきています。現在あなたが知っている範囲で判断するなら、トランスジェンダーも含んだ反差別法の是非について、反対賛成どちらに投票しますか?(反対・決めてない・賛成)0は完全に反対票、10は完全に賛成票としてスケールに〇をつけるとしたらどこですか?その理由も教えて下さい。

(※)欧米文化ではいちいち個人の名前を呼ぶことが重要。その人を認識していることになり、名前を呼ぶか呼ばないかで、相手の対応も変わってきます!

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段階1、ビデオを観る。新しい有権者の本当の感想。
●どういう人がトランスジェンダーなのかわかるようにビデオを見せる。
●それからトイレ議論をはじめる。
●判断を下さない口調で話す。
有権者がどういうスタンスなのか理解する。
●ビデオ
トランスジェンダーの人にこれまで会ったことがなかったら、どういう人なのか理解するのが難しいかもしれません。中にはこの法律に反対する人もいます。ここにこの問題について理解を深めるための短いビデオがあります。(有権者にビデオを見せる)
ビデオを見たうえで、今スケールに〇をつけるとしたらどこですか?反差別法について0は完全に反対票、10は完全に賛成票です。(もし上記と変わったら)その理由も教えて下さい。(全員に)あなたの考え賛否どちらについても教えて下さい。このビデオを見て何を考えましたか?

有権者に見せるビデオも分科会で流れた。ニュース番組の特集部分で、共和党議員の息子であるロドリゴという名のトランス男性(髭もあるしもうどっからもおっさん)のトランスの過程を紹介し、議員のお母さんがすごく支援的なメッセージをカメラに向かって言っている。すべては家族愛!みたいな。そしてトランスジェンダーのIDと違う性別のトイレ利用禁止の法律を作った政治家の画像が流れる。そしてパスしている(ホルモン注射などで外見が変わっており望みの性別として見られること)トランスジェンダーが、トイレの前で「IDの性別のトイレには入りたくない」と言っている画。(おじさんが女性トイレに入りたくないと言っている画。)(ここはパスという問題がトランス/NB界で勃発するところですがここでは一旦保留。)ポイントとしては(1)トランスジェンダーも家族を大事にする人間なのだ。特にここはラテン系コミュニティが強いフロリダ。”家族”重視の価値観に響く。(2)トランスジェンダーが使いたいトイレを使っても誰も何も困らない。法律は誰得?の単なる嫌がらせでしかない、という点だろう。
会場で流れたビデオとは違うけど、ロドリゴと議員のお母さんが出ているニュースがあったので参考までにどうぞ。

www.youtube.com

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段階2、トランスを定義する。新しい有権者LGBTを経験する。
●言語を明確にする。
有権者のリアルな経験と結びつける。
●自分の判断の元になった物語を共有する。
ビデオで見た通り、ロドリゴはトランス男性です。両親は生まれた時は女の子だと思っていましたが、ロドリゴは若い頃から自分を男だと認識していました。あなたにはトランスジェンダーの知り合いがいますか?(いいえ・はい)
----いいえ、トランスの知り合いはいません、の場合。
ロドリゴとお母さんについてどう思いますか?あなたの感じたことを教えて下さい。ロドリゴは男性だと思いますか?
■ゲイやレズビアンの知り合いはいますか?どうやって知り合いましたか?彼らがゲイやレズビアンであることをどうやって知りましか?どう思いましたか?どのように彼らは扱われていましたか?
----はい、トランスの知り合いがいます、の場合。
■どうやって知り合いましたか?名前は?何をしている人ですか?その人たちがトランスジェンダーだとわかったことはあなたにとってどういうことでしたか?どう感じましたか?どのように自分の感覚が変わりましたか?
***自分の判断の元になった物語を共有する***
私はトランスジェンダーではありませんが、他人から一方的に判断されたように感じた経験があります。それは私が、、、の時に、、、(人種、経済的階級、言語の違いなどで、自分が弱い存在であり得ることについての話をする。

実際に戸別訪問どういうやり取りがされたかというビデオも見せてくれた。玄関口で犬をかかえた主婦らしき女性に戸別訪問ボランティアが話を切り出している。自分の子供が14歳だけと18歳ぐらいに見えて、見た目だけで判断されて嫌な思いをしているなど。トランスの話しと実際の体験との共通性を見出して、そこを掘り下げて行く。ここではまだ、トランス問題については中立なトーンを保ち、有権者の話すことについても判断的でない態度で、ただ聞き手としての良い雰囲気話しやすさの構築を優先。この辺り、ポリティカル・コレクトネスよりもエモーショナル・コレクトネスが重要の話しに似ている。(Ted Talk

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段階3、新しい有権者のリアルな体験、判断。
●質問する。
有権者のリアルな体験に焦点を当てる。
●深く突っ込む。
●個人的なものにする。
この法律は重要です。なぜなら、私たちが見た目から判断することと、本人の認識にギャップがある人たち(今回の場合はトランスジェンダー)をどのように扱いたいかについて考える機会を与えるからです。どう思いますか?現実としては一方的判断は起こります。それは誰かを傷つけるし、誰にでも起き得ることです。あなたが一方的な判断をされたと感じたり、本来の自分とは違った風に扱われた体験について教えてくれますか。もしそうした体験がなければ、誰かそうした体験をしているのを見たことがありますか。いつ?それを見てどう思いましたか?
※対話を深めるキーワード・もっと教えて下さい。それから何が起こったのですか?どのように感じましたか?どうして?
***トランスの人と有権者の体験を重ね、共感を持てるように物語を共有する***
私たちの多くが他人を一方的に判断したくないにもかかわらず、私たちは有権者としてトランスの人に影響を及ぼす投票の力を持っている。
※対話を深めるキーワード・私の友達の●●は、、、、私が今日ここに来ている理由は、、、、私の話についてどう思いますか?

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段階4、懸念に対処する。
●懸念を明確にする。
●物語を共有する。
●事実を上げる。
●主張を述べる。
先ほどあなたは●●という懸念があると言いましたが、今はどう考えますか?実際にどんなことが起こると想像しますか?多くの人がトランスジェンダーの知り合いがいないので、現実とはかけ離れた疑問や懸念を多く持っているのだと思います。私の友達の●●にとって、、、(トイレを使う時に、自分の大切なトランスの友達が直面しているリアルな物語を共有する。あるいは、トイレを使う時の自分のリアルな体験を共有する。)
ビデオを振り返って考えてみて、どのトイレをロドリゴは使うべきでしょうか?それはなぜですか?
■現実は、トランスジェンダーの全員がロドリゴのような見た目ではありません。トランスジェンダーの中には、自身の身の安全に不安を感じるので、公共のトイレを使うのが怖いという人たちもいます。
■トランスの人も含めて私たち全員が、トイレのプライバシーと安全性について全員のために配慮する必要があります。
■これらのための安全策は、公共安全に関する事件を増加させることなく、17の州・ブロワード群で成功裏に実行されてきています。

●主張を述べる!

私はこのようなトランスの人も含めた法律はどこでも法律化される必要があると思います、なぜなら、、


参加者から「ビデオの中で、反対派がトランスジェンダーが別のトイレを使うのを許したら、性犯罪が増えると言っていたのが女性として気になった。子どもたちの安全を考えてしまう人がいるのはわかる。」ファシリからは、トランスジェンダー性自認と一致したトイレを使うことと、性犯罪の話しは別問題と説明。トランスジェンダーは性犯罪ではないし、性犯罪が増えたというデータもない。
ちょっとズレますが、今翻訳作業している絵本(Transphobia-Deal with it and be a gender transcender)の中の一節をご紹介。
★トランスについての神話
「みんなにとって男女別トイレの方が、ジェンダーフリートイレよりも安全だ」
回答:誰かを脅かしたり、攻撃したり、危険に曝したり、見張ったりする人がいなければ、トイレは安全です。人々がトイレでどのように行動するかが問題なのであって、それは男女別であろうが、ジェンダーフリーであろうが関係ありません!

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まとめ、最終評価。
●どう投票するか聞く。
●なぜ心が動かされたか聞く。(変わった場合)
今まで話をしてきたわけですが、反差別法に反対票を入れますか?それとも賛成票を入れますか?(反対・決めてない・賛成)最後に、0から10のスケールで、0は完全に反対、10は完全に賛成とするとどこに〇をつけますか?(もし以前と変わっていたら)その理由も教えて下さい。何があなたの考えを変えたのか教えて下さい。
都合の良い電話番号_________
戸別訪問ボランティア名_______
有権者名______________

ところで、投票率の低い日本のことを考えると、そもそも投票しないような人の家をたずねてしまい、時間と労力の無駄みたいなことにならないのかしら。しかし、この戸別訪問は手あたり次第テキトーな家に行っているわけではなく、公になっている投票行動の記録を元に下調べをした上で行っているとのこと。(ていうか投票行動って公になってるの?知らなかった!)ある程度どういう地域なのかわかっていると心の準備もしやすいね。

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戸別訪問ボランティアに結果を報告してもらう
●自分にとってどんな感じだったか?
●どこで深く突っ込めたか?
●普段よりも詳細を共有したか?

一通り説明が終わり、さあ!ペアになってトレーニングしましょう!とプリントを見ながら実際に戸別訪問ボランティア役と有権者役になりロールプレイング。段階1,2は飛ばして、3からスタート。このたびは隣のかわいい若い男子とすんなりとペアになれた(!!)最初は若男子が戸別訪問ボランティア、私が有権者。「えー、反差別法からトランスジェンダーの人たちを排除しよういう動きがあるのですが、あなたは見た目で判断されて嫌な目に合ったことがありますか?」「アジア人なので、お店で店員がついてきて見張はられたりとか、逆に何か頼んだり質問しても無視されたりとか、嫌な思いをすることがあります。見た目で判断されることの不快さはトランスの人と同じかもしれないです。」とまるで自分はトランスじゃない風に回答してみた。交代してトランスの問題と共通するような体験について聞いてみると、若男子は大学生で見た目はほとんど白人なんだけど、中東のバックグラウンドでイスラム教徒。そのことを知らない白人がイスラム教のことを悪く言ったりする場面でよく気まずい思いをするとのこと。なるほどね。その体験とトランスの人との体験を重ね合わせて共感に持っていく作業をしようとしたけど、時間切れ。

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他にもこうした戸別訪問ボランティア育成のワークショップをしている団体がけっこうあるようです。こうしたひとりひとりにアタックして変えて行くという地道な作業を怠り勝ちだけど、けっきょくはそうした活動が確実な変化をもたらすのかも。急がば回れかしら。
このトランスのトイレ論争への戸別訪問ボランティア投入でどの程度の効果があったのかという結果は、あんまり聞き取れませんでしたが、確かな効果はあったらしい。数字的なことはあまり書かれてないけど、下記のように新聞記事になってます。この共感的対話術を10-15分することで得られたトランスジェンダーの人への偏見減少は、ゲイ・レズビアンへの偏見を減らす10年間の取り組みと同じぐらいの効果があったとか!従来のTV宣伝、電話などの選挙活動よりもインパクトが長続きすることも明らかになっているらしい。
UC Berkeley, Stanford study finds canvassing conversations reduce transgender prejudice | Berkeley News

わかりやすい日本語の記事ありましたわ。こちらのサイトに実際に戸別訪問してる動画が紹介されてました。
■トランスジェンダーへの偏見を大幅に減らす科学的な方法!「ディープ・キャンバシング」とは?

youtu.be

戸別訪問ボランティアは何日もかけて研修を受けるのかと思いきや、午前中に1時間半の研修を受けて、午後に出陣!というけっこう即席な取り組み。それでやっちゃえるのが欧米文化な気がする。前も書いたけど、こっちでワークショップしたら誰でもファシリできるぐらいのスキルがある。朝とかお昼にやってるワイドショーとかってだいたい議論してる。議論慣れしてて生活の一部。批判的思考(クリティカルシンキング)と率先力(リーダーシップスキル)と議論力(ディスカッションスキル)が習得できるように学校のカリキュラムがなってるみたい。日本で戸別訪問ボランティア突撃させても「受動的傾聴」だけやって何も変えられないか、「意見がはっきりしている人」といううざい人認識されて終わりということになりはしないか。。。議論をすること自体が嫌煙される土壌でどうやって人々を政治参加させていけるのか。
ファシリが「難しいのはマイノリティ体験を共有できないような人たち、中流上級の白人で中年以上の男性などを相手にする場合。それでも何かしらどこかで共通項を見いだせるはず。」と言っていた。日本で言うと、中年以上の日本人男性。手強い層が厚すぎる日本。。。(誰も覚えてないと思うけど、ここ元々はリバティ大阪を応援する!というブログだったんですが、当時リバティ存続のために、維新の会の議員にロビイングしてこうした対話を試みた時期があったのを思い出しました。。。個々の議員についての詳細は遡れば読めます。)

このワークショップで学んだことは、いったん深いところで理解を得られたら、今後もその人の判断の基準に食い込んでいけるという可能性。それがまさに分科会のタイトルになっている「偏見縮小」ってことだよね。このシンプルなタイトルでドキュンと的を得てる、美しい!有権者個人個人がトランスやその他のマイノリティについての偏見を縮小させていくためには、ひとりではできないので、誰かの介入が必要で、その丁寧な体験を拾い上げ掘り下げ普遍的な共感につなげていく作業は、こうして手順に書き上げてみるとシステマティックに見えるけど、なんかやり取りと手ごたえを考えると感動的じゃないか!とも思いました。「即席出前ピアサポートグループ1対1バージョン15分セッション」みたいな。
なんか可能性と希望を感じられるね!


■主催者団体 Save LGBT

WS報告「トランスコミュニティでのPrEP(HIV暴露前予防投薬)の取り組み」

「トランスコミュニティでのPrEP(HIV暴露前予防投薬)の取り組み」
Engaging the Trans Community in Care/ PrEP
1/21(土)10:45-12:15
【プログラムから概要】
この分科会はトランスコミュニティの健康問題に焦点を置いた相互作用的議論です。参加者はどのようにもっと包括的な言葉を使うか、どのように全ての性自認の人たちに総合的な健康サービスを提供するか、特にHIV陽性者のプログラムについて学ぶでしょう。この分科会はトランスを含んだヘルスケア、問題行動への医療サービス、HIVケアと予防のプログラムの内容にも及びます。
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この団体は保健所のような機関でLGBTQに特化したサービスを提供しているNPO的健康センターだそう@フロリダ州。LGBTQ医療に特化しているところはアメリカでもまだ多くないようだ。(トロントにはシャーボーン・ヘルスセンターと言う、LGBTQと移民とホームレスに特化した所がある。)働いている人もLGBTQ当事者で専門職の人もいて、発表者の人はFtMの白人のイケメンだった。
パレードやイベントなどがあると、ヘルスバスという出張診療のバスを出し、HIVテストなどを提供している。トランス当事者に関係する医療、カウンセリング、ホルモン投与、手術への手続き、一般医療、HIV/STIテスト、感染予防、ハームリダクションなどに加えて、社会的なサポートたとえば身分証明書の性別変更、就労相談なども行っているらしい。手広い!サイトをみたら当事者グループも会合をしているらしく、本当に総合的な取り組みをしているのがわかる。
最近ではトランスのみならず、Non-binary(男女どちらでもあったり、どちらでもなかったりする人)の人たちの居場所の確保に取り組んでいるそうだ。また、トランスで子育て中の人の会、トランスの子を持つ親の会なども定期開催している。集まりの宣伝にはFacebookを使ったり、お知らせメールを事前に送るようにしたり、人が集まりやすいように工夫している。
LGBTQに特化した医療サービスがあるのは良いことだが、LGBTQであってもなくても、普通に普通の医療がどこでも受けられるべきだ、と発表者は言っていた。Cisの人たち(生まれた時の性別のままで問題ない人たち)をいかに教育し、トランスやNon-binaryの人たちにとって安全な場所を確保していくかが大事とのこと。
最初は6人ぐらいしか参加者がいなかったが、徐々に増えて最終的には10人ぐらいになったと思う。トランスへの保険サービスでPrEPを導入した取り組みについて知りたかったので参加したが、正直失敗だった。発表者が興奮していたのか、早口すぎてほとんど聞き取れなかった。途中で見切って別の分科会に行くべきだったが、PrEPの取り組みについて聞いてからと待っていたらかなり後半でしかもスライド一枚だけの説明…。トランスの利用者に説明して医者から処方箋もらって開始し(保険適用になる)、三か月毎にHIV/STIテストしてまた処方してもらうというだけ。一般的な説明と同じ。。。(3か月分で14ドル程度だとか?)特にトランスコミュニティだからということでしていることはなさそうだった。タイトルになってるから期待したじゃん。。。(あるいは私が聞き取れてないだけ。)
参加者はトランス当事者で医療従事者だったり、健康サービス提供者だったり、仕事にしている人たちだったようで質疑応答も「どうしたら医療につながりにくいトランス当事者にサービスを届けられるか、出てきてもらうにはどんな工夫をしているか」など具体的なものだった。

話しはずれるけど、去年トランスの集まりに自宅でできるPap testキット(子宮頸癌を発見するために使われる細胞診検査)を開発している会社の人が来てフォーカスグループ(当事者を集めて聞き取り調査みたいなので、たいがいお礼にギフトカードや商品券などがもらえる!)をしていた。トランス男性にも使ってもらえるように、包括的な商品にしたいので当事者の正直な意見を聞きたいということだった。さすがトロントは会社のスタンスも違うね!参加していたトランス男性たちは、ナプキンなどいつもデザインが女性的すぎて手に取れないとか、あの恥ずかしい椅子に座り股を開いて検査を受けるのは嫌だが、医療者のサポートはほしいので、キットを病院のトイレで自分で使ってその場で医者に提出したい、などいろいろな意見がでてました。写真はテストキットで非常に女性っぽいデザイン。。。

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それとは別に、去年Pap testを無料で行っているWomen's College Hospital(トロント)に検査に行ったことがあるんだが、受付で「男性のPap testはやってません」と言われたけどトランス男性ですと説明すると普通に予約することができた。当日、ホルモン5年目だが稀にわずかに出血することがあると言うと、念のため超音波検査しておきましょうと言われ、妊婦が赤ちゃん見る時に使うやつで診てもらった。別の日、結果結果を聞きにいくと極小のコブみたいなのがあるけど悪性ではないので、定期的に検査して大きくなったりしないかチェックしましょう、ということだった。Pap testは無料だったんだけど、超音波はお金がかかり大学の保険でもカバーされれず、85ドル支払った。ちなみに、結果を知らせてくれた医師はたまたま日本人系の先生で日本語で説明してもらえてよかった。(日本語がちょっと違ったのでカナダ生まれの二世かな。)もちろんトランスについても理解していたので、色々トランスジェンダーという存在について説明する必要がなく、話が通じやすくて安心だった!にしても、さすがにロビーに虹旗が飾ってあるだけあって、全ての検査・結果報告の過程でトランスであることで不安になったり気を使ったりせず安心にサービスが受けられてすごくよかった。
写真はWomen's College Hospitalのロビーに飾ってあったLGBTQへのメッセージ。(2016年6月のプライドパレード用。6月は町のいたるところでLGBTQパレードに関連したアクションが見られる。そのひとつ。)

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トランスというだけで特別視されて、医療から排除される現実が徐々に変わっていくといいなー。でもトランス特有の社会的な困難が減らない限り難しいね。それが実現するまでのつなぎとしてこうした機関が活躍するということだろう。トランスへの差別や社会的な孤立が続くほど、問題の専門性は高まり、専門機関の必要性も高まる。社会的が包括的になりトランスが暮らしやすくなるということは、性別での差別や区分が必要最低限になるということ。医療や福祉のシステムでも特別扱いされずに済み、性別に関わらずサービスを提供し、受けられるということ。トランスについての専門性は残るとしても、医療従事者やサービス提供者にとってのトランスの人についての敷居は低く感じられるようになるだろう。


■主催者団体 Metro Wellness & Community Centers

 

WS報告「鳥、蜂、ユニコーン、オオカミ:性的虐待に対抗するために子供たちと性を語る」

「鳥、蜂、ユニコーン、オオカミ:性的虐待に対抗するために子供たちと性を語る」
Birds, Bees, Unicorns and Wolves: Talking With Children About Sex to Combat Sexual Abuse
1/21(土)9:00-10:30
【プログラムから概要】
クィアな親またはクイア/多様なジェンダーの子供を持つ親として、セックスという気まずい、しかし重要で避けて通れない話題について議論するのは何歳が適切なのか?学校で性教育をする機会はほとんど失われている。どうやって若者たちは重要な情報を得ることができるのか?何歳が適切なのか?子どもたちへの愛、セックスそして関係性についての社会的な語りをどうやって再構築していけるのか?個人的社会的(に許容される)セックスについての理解にどう取り組んでいけるのか?性的虐待に対抗するための仕組みと、子どもたちと若者たちの力となるツールとしての、総合的な性教育の理解のために協力しましょう。
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30人程度の小さなワークショップだったがおもしろかった。最初に隣同士2組になり、自分が性教育を受けた体験について、どんな性教育が理想的かを自己紹介とともに話し合うように言われたが、いつものごとく、両隣の人は私と逆方向の人とペアになり、ぼっち。いいもん。朝ごはん食べたかったし。気力があれば隣の人たちに混ぜてもらうのだが省エネモードだったので、ただ林檎食べながら隣人の会話に聞き耳を立てるのみでやり過ごす。ペアやグループでの話し合いを安全に活発に行うために次のようなグランドルールが配られていた。参考までに。

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■グランドルール
合意と相互尊敬は性解放ワークの基盤です
●「私」を主語に、一度にひとりずつ話す。(「私たち」と勝手にまとめない。)
●積極的な聞き手になる。自分の番で話すことについて考えるよりも、今話している人に集中すること。
●場を共有すること。参加しないとか、独り占めするとかは無し。
●お互いについてよく考える。
●何か言ったりやったりする前に、それがどんな影響を及ぼすかよく考える。
●最小限に反応し、最大限に行動する。
●時間と場所を尊重する。(迅速に答える、ケータイいじらない、休憩時間を守る)
●プライバシーを尊重する。その場で話されたことを勝手に他に漏らさない。
●納得したことを共有し、自分を大切にする。


全体のシェアでは、「快楽を基本とした性教育が必要」「異性愛中心主義でない多様性を包含したもの」「セックスを恥としてとらえないもの」「セックスを親密性と結びつけた説明があればよかった」「感性を大事にする性教育」「HIVやSITへの偏見を助長しない語り口」等々があげられた。印象としては、多くの人にとって性教育は非異性愛者として抑圧されたり、性的なことは恥という概念を植え付けられたりしてきた嫌な体験だったようだ。
その後、主催者の3人がそれぞれの性教育の体験を語った。ひとりは黒人女性で、性的虐待がある家族で育ったことを人種、階級、文化背景などと絡めて語っていた。幼い頃からきょうだいも自分も親戚からの性的虐待に合っており、母もその被害者だったが母からの無言の圧力でそのことは一切家族で話すことはなかったという。黒人であることで性的な対象であり得ないという社会からの偏見や圧力などもあり、被害を訴えにくかったりして、健康な自己肯定感を築くのが大変だったらしい。そもそもの身体的肯定感が低いため、先の全体シェアで出た「喜びベースの性教育」というのは、抑圧された身体である有色人種にとっては難しいことだともコメントしていた。
その話を受けて、会場からはインド系の女性が宗教的に厳しい家庭で育ち、性的なことはいっさい教わらなかったと言っていた。生理についても知らず、血が出て死ぬかもと思ったり、どう対処したらいいのかわからなくて、生理が来てからしばらくしてからナプキンの存在を知ったとも言っていた。学校で習う前に生理がくる子もいるので家で聞けるのが一番だよね。(私は初潮は中二と遅かったので既に学校で習って対処方法は知っていたけど、性自認男だった当時の中学生としては絶望中で、もちろん家族には言わず、こそこそナプキンを探して使っていたところを見つかり「あんた生理きてたの」と数か月後に赤飯を炊かれたのでだった。姉が二人いたのでナプキン入手などは困らず済んだ。)
主催者の二人目が自分の子育て体験を語っていておもしろかった。息子が3~4歳の時、肛門を触ったり指を利たりすると気持ちがいいことに気が付き「おかん、気持ちいいでこれすると!」と言うようになり、おお目覚めたなと思って「そうやねん、気持ちいいよなそれ。」と快楽肯定の方向で対応したとのこと。その後「おかん、指いれて!」と言ってくるようになり、むむ!これは、となり「そうやって楽しむのはいいことやけど、お互いの了解を得てからでないと、そういうことはできんのや。」息子「ぼく了解してるやん!入れて!」と言われ、むむ!「あんたのしたいことと、おかんのしたいことは違ってて、おかんは別に指入れたくないんや。」と返答したとのこと。その後、息子が十代に成長した頃、レズビアンのセックスが気になると言ったことがあったので、バービー人形を用意してこんな感じやでと実演したところ「もーやめてー」と言われたらしい。素敵なお母さんだよね!!性についていっさい語られることのなかった私の家ではありえない会話だわ。性教育に興味がある人でない限り、一般人だったらどう親が言って来たかがそのまま子供への対応になるよねたぶん。両親は親や周囲から語られてこなかったから、私たちにも話し方を知らなかったんだと思う。
その後、またペアになり、初体験の時に自分に足りていなかった情報、スキルはなんだったか?ということについて体験を話し合った。私とペアになった人は、初めての恋がいきなり不倫だったそうで(十代で重いよ!)健康的な信頼関係の築き方とか、周囲への助けの求め方などが当時必要だったと思うと言っていた。私は初体験と名付けたい体験は高校生の時で親友だったんだけど友達と恋人の境界がわからず「性的なこと」とはいろんなレベルで考えられることを知っていたらよかったと話した。性的欲望、恋人関係、親密な信頼関係、モノガミー、独占欲、永遠の誓いなどが「恋愛」という一言で片づけられていたように思う。全部ひとつにぶちこむの無理やし。それと、恋愛の始め方、続け方などはよく語られるが、平和的な別れ方を誰も教えない。LGBTQ業界で付き合う別れるとなると、別れ方は大事だと思う。コミュニティが狭くって絶対またどこかで顔を合わせることになるからだ。下手をすると、恋人と別れただけなのに、それに付随して友達全員を失ったり、コミュニティに行けなくなったりして生活すべてに関わってくるのだ。
全体の共有の時間では様々な意見が出た。
「Noと言う権利」
異性愛中心でない情報」
「性的行為をしなくても関係性を築けること(Aセクシュアルについて言及するなど)」
「体と欲望を理解する枠組み」
「自尊心の保ち方」(例えば黒人なのに性的に見られたなら、普通はそれ以下の扱いなのだからそれに感謝すべきなど。)
「セックスは気持ち良い、心地よい体験となること」
「体の快楽を探求してもよいという意識/恥ではなく」
「セックスについて語っても恥ずかしくない環境」という意見で紹介されていた絵本。
■Sex is a Funny Word

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「安全で平和的な別れ方(付き合い方や長期関係維持ばかり焦点が当たるため)」
「射精がセックスの終わりのサインではないこと(射精しないと終われないという思い込み)」
「愛と関係性のレベル分け(体、感情、社会的に準備できているかセックスをする前に確認すべき)」という意見で紹介されていたリスト集。

www.scarleteen.com



性的虐待は身体的なものだけでなく、精神的なものもあるということ」
「人との境界線の守り方」という意見のところでは、下記の「力と支配の車輪」が紹介されていた。DVの構造を図式したもの。
■Power and Control Wheel

www.youtube.com

日本語になってるやつ
■ドメスティック・バイオレンスが起こる力関係 - 神奈川県ホームページ

最後にツールキットを作成中なのでご意見募集中とのことだった。こうした細かい作業から実践的なキットが作られていくんだろうな。個人の体験を積み重ねていくことの大事さを感じます。地道、地味でも確実に良いものができそう。日本で感じてたことは、あちこちでバラバラに行っている事例研究が体系的にまとめられることがなくて現場に使えるものとして還元されない印象があったが今はどうなのや。「性はひとりひと違う、ゆえにそれぞれのケースは違う」というのは内側向きの個人尊重の視点で良いんだど、問題解決の視点からは法則性や解決法を引き出すため外向きに見て行かないとよね。ミクロとマクロ、個人を尊厳を守るということをピボットに、そのためにできることはあらゆる角度からやるという360度の視点で見て行く調整役が必要ですな。

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ざっくり上記のチラシの訳として。

「親、保護者の皆様へ。’お話し:親/保護者お話しキット’は、扱いにくい性についての話をどうやってコミュニケーションし、教育しそして乗り越えるかについての、コミュニティベースの手引きです。このツールキットは、セクシュアリティについて子どもたちと語り合うのを助け、子どもへの性的虐待を防ぎ、終わらせることにも役立ち、生活を良くします。コツや陥りやすい罠、成功例、ゲーム、恐れ、コミュニケーション方法など、共有したいことはありませんか?または他の人に聞いてみたいことはありませんか?」

いつかまた性教育の教材を作りたいと思っているので、このワークショップは参加してよかった。日本で性教育をやる時につきまとう、既存のカリキュラムや教育委員会など、いかに障害をくぐりに抜けるかということばかりを考えてしまうが、もし何の制限もなく好きなようにできるとしたら、どんなものになるだろうか。既にアメリカで出ている評判が高いものをチェックしながら、教材作りの参考にしていきたい。

大会で出会った友達がおススメしていた本。だれか日本語訳して。
■The Gender Book

 

■主催者団体  The HEAL Project

 

WS報告「リーダーシップと行動のための養成グループのレセプション:急進的な対抗としてのLGBTQの歓喜」

「リーダーシップと行動のための養成グループのレセプション:急進的な対抗としてのLGBTQの歓喜
Academy for Leadership and Action Reception: LGBTQ Joy as Radical Resistance!
1/20(金)8:30-10:00pm
【プログラムから概要】
急進的な対抗としてのLGBTQの喜びと芸術のパワーを祝いながら、新しい人たちと出会い交流しましょう。有色人種の人たちが毎日直面している受け入れ難い不平等や暴力から、連邦議会での宗教的理由による適用除外やトランスジェンダーへの攻撃まで、主催者は運動を通して多くの困難に立ち向かいました。食べ物や飲み物(アルコール含む)を楽しみながら、芸術、真心、笑い、感謝の気持ち、そしてコミュニティを感じるひと時のために、リーダーシップと行動のための養成グループに参加してください。LGBTは信仰的に間違っているとか、LGBTは信仰を持たない人などという間違った考えを壊すために頑張っている仲間たちからの報告があります。宗教の名のもとに行われている危害に対して、私たちが再度取り組むことが重要であり、私たちの夢と人種と性別の平等を実現していきます。再結成、反映、再貢献、大騒ぎをしに来てください!
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ホテルの会場には軽い立食パーティのようなセットがあり、食べ物や飲み物も無料だった。(お酒は有料。)椅子付きのテーブルや立って食べる用の高いテーブルには人がぱらぱらと集まって歓談。そんなに人は多くなく、50人ぐらいだったと思う。いろんな団体が団体紹介をする時間だと思ったら違った。レセプションは、この大会主催団体の取り組みの紹介とお金集めのためだった。
この大会運営のために多くの人が関わっていることが説明され、会場の人も多くが運営スタッフのようす。若者リーダーとして大会で動いてきた若者がPPTで写真を見せながら、どのようにリーダーシップを学んできたかを振り返って説明していた。この人は黒人のトランス男性で、親にトランスを反対され田舎から一人で出てきて、はじめての都会に心細く思いながら大会のスタッフに加わり、大会代表者に育ててもらったことを涙ながらに語っていた。大会準備のため、いろんなファンドレイジングや宣伝のキャンペーン、リーダー養成合宿みたいなのもやっているらしく、コミュニティ形成にしっかり時間を使っていることがわかった。その他の若いスタッフも自分の体験、成長、どれだけ自分の人生がこの大会に関わることで変わったかを語っていた。
若い才能を応援するということで、黒人の女の子やトランスの中高校生(どちらも詩人として有名な子たちらしい)をレセプションに招待していて、報告の合間合間に詩の朗読を披露してくれていた。詩の朗読って日本ではあまり出し物として聞かないけど、こちらでは割とメジャー。パーティの出し物や、感謝の気持ちのスピーチの中に織り交ぜたりと身近なもののようだ。韻を踏んでたりリズミカルだったりするんだけど、残念ながら私の英語力では聞き取れないし意味はわからない。でもすごい拍手喝采だったので若者たちはすごくいい感性を発揮してたんだと思う。こうした中高生を読んでこれるのがまずすごいよね。中高生でカムアウトしてるってことだし、大会が旅費出してても、親とか家族が協力的でないと来れないだろうし。

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(写真は中心部の公園にあるロバート・インディアナがデザインLOVEモニュメント。フィラデルフィアの重工な趣の建物の中に突然現れるポップな存在感がよし。本文とは関係ありません。)


大会の代表者は毎年変わるのか、今年で任期が切れるのか、代表者に花束贈呈と複数の人から感謝のスピーチがあった。大会運営チームの代表者は中年の黒人男性で、その他の会場にいるスタッフもハグをしに行ったり泣いたりしていて人望のある人なのだなーと思った。(運営はフルタイムの職員なのか、ボランティアなのかは不明。)このレセプションを司会で仕切っている人も黒人女性で、表に出る人種のバランスを意識的に調整しているようにも感じた。白人至上主義で白人優位になりがちな場、有色人種が排除されたり周辺化されている社会でいかにフェアな場を作るかは本当に白人側が意識的にやらないと変わらないことだと思う。(余談だけど、トロントでよく行くMCC(メトロポリタンコミュニティチャーチ/カナダ最大のLGBTQの教会)では60%ぐらい白人なんだけど、それを意識してるのか、実際の人種割合とは逆で使われる写真などでは70%ぐらい有色人種だ。←ミサの間、聖歌の歌詞などが大きなスクリーンに映し出されるんだけどそれに写真が入ってたり背景が写真だったりする場合。)
レセプションの最後には、再びスタッフがこの大会運営者養成プログラムがいかに重要かを熱く語り、そのためには2000ドル(24万円)の寄付が今日必要ですと訴えた。コミュニティの若者の未来を変えるため寄付してくれる人はいませんか、私たちの未来への投資だと思って協力してくれませんか!と強く訴える。静まり返る会場。きょろきょろ誰が手を上げるのか興味津々で眺めていたら、年配女性が挙手した!半額出すという。そこで司会者がもう半額を手伝ってくれる人いませんか?と呼びかける。出てこないので、500ドル寄付してくれる方、2人いませんか?するとスタッフと思われる人が挙手。司会者はその人にコメントを求めると「このお金がどう有意義に使われるか私はスタッフとして知っているので」と言っていた。司会者はさらに、100ドルを5か月寄付してくれる方いませんか?と寄付の敷居をだんだん下げていく。そこでぱらぱらと手があがり、2000ドルの寄付が確定したようだった。米式寄付の集め方、勉強になりました。中には寄付の使い道を指定するような人もいて面白かった。

私が日本でイベントを企画していた時は、インターネットなどを駆使して、いかに短期間に少ない会議回数で効率的に本番まで持っていくか、ということを重視していたように思う。コミュニティ作りという観点からは、時間をかけて植物を育てるみたいにじっくりと人間関係を作っていくことが大事かもしれない。このレセプションに参加して、大会というイベントをあらゆる角度から活用してコミュニティの発展につなげているなあと感じた。長時間労働、休日出勤が珍しくない日本で、こうしたコミュニティ作りをそのままマネすることはできないが、人間関係作りがコミュニティ作りと考えるなら企画の仕方を工夫していけるかもしれない。

WS報告「セックスワーカーの分科会」

セックスワーカーの分科会」
1/20(金)6:30-7:30
【プログラムから概要】
この分科会は、現在セックスに関連する仕事に従事している人たちのみが参加できます。セックスに関連する仕事とは、売春、エスコート(有料で客と一緒に時間を過ごす人)、キャムモデル(Webcam model=テレクラのPC版)、アダルトビデオ、ストリップ、シュガーベイビー(パトロンを持つこと)、その他のエロティックな仕事をひっくるめます。セックスを対価にお金、薬物または住まいを取引している人なら、それがちんこやまんこやおしりでのセックスに関わらず、ようこそおいでください!他の似たような(あるいは異なった)経験や健康法などについて話したり、全米の地元主導の団体について学びましょう。これはネットワーキングの良い機械となることでしょう。
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15人ぐらいの小さな分科会で、様々な情報交換がされた。マンゴーやスナックが差し入れられてて美味しく頂いた。参加者は性別も見た目も人種も年齢もいろいろな人たちだった。
最初に上がった話題は、この大会の参加費が高すぎること。1日参加だと、135ドル(15000円ぐらい)、5日通しだと一般が445ドル(47000円)、学生料金は半額、経済的に困っている場合は200ドル、みたいな感じだったと思う。コミュニティの声を吸い上げて全体のムーブメントにしていくのなら、誰でも参加できるように無料にするべき!という意見が出ていた。特に、有色人種のトランス女性などは経済的な弱者で、声を届けにくい。中には自分では負担できないので、大学に申請して参加費を払ってくれたという人もいた。(大学優しい!)そしてなんと、分科会を持つにもお金を払わないといけないらしい!分科会してもらうのに大会がお金払うってんならわかるけど、逆かい。じゃあお金持ってるところしか分科会開けないってなったら、貧乏団体来れないし声も出せない。うーん。(私はもちろん無職なので200ドルにさせて頂きました。18イベントに参加したので1つ1000円ちょっとと考えると妥当かと。4日間無料飯を食べまくったし、個人的には元取ったと思ってます。)これについては、分科会として高い主催者に要望書を提出しているとのこと。このコーカス(当事者向け分科会のこと)とは別に、セックスワーク関連の分科会が2つしかないのに、それが同じ時間帯に組まれて関係者がどちらかにしか参加できないなど、大会側の配慮のなさについても言及されている。

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次にあがったのは、安全対策について。さすが、今の時代便利なアプリが出ているそうで、知らない人からの電話があった時に、それがスキャムかどうかお知らせしてくれるんですと。知らない番号に出てみると録音の音声が流れてることがあるんだけど、それは企業がやっている電話調査。またスパムのテキストが送られてくることもしばしば。こういうのを無視/ブロックするのに下記のアプリ、ミスター・ナンバーというのが便利だそう。また、バリファイ・ヒムというアプリは、オンラインデートを利用する女性向けに作られているそうで、ブラックリストに載っている人からの電話を自動的に拒否したり、危険人物のデータがいろんなルートから日々アップデートされて反映されるらしい。あと、なんて名前のアプリか忘れてしまったんだけど、一定時間内にリアクションをしない場合、登録した連絡先に連絡が行くというもの。仕事中に事件などに巻き込まれた場合、緊急連絡先に指定した友達に自動的に連絡が届き、助けを呼べる。こうしたちょっとしたことだけでも、ひとりで働いている人には心強いことだ。
■Mr. Number: Call Block & Reverse Lookup
■VerifyHim App

インコール(自分の所に客を呼ぶ)かアウトコール(客の所かホテルなどに自分が行く)かという話では、ラテン系のトランス女性のセックスワーカーたちの支援をしている人が、トランス女性の場合、見た目は男性でシンプルな女装のみする人から、手術も済ませた見た目完全な女性までいろいろだけど、いったんトランスを始めたら外に行くのは危険が伴うことが多いので、インコールを好む人が多いと言っていた。また、サポートの面では、経済的に不安定なため、客を探してあちこちと都市をめぐる人もいるそうで、そうした人への継続的なサポートが難しいとのこと。他の人からは、インコールをする場合は、自分の本名が特定できる情報、郵便物などは部屋に置かず、自分の住まいではないかのように振る舞う(家で待ってるけど、少し遅れるかもとか言う。)というような安全策を敷いているそうだ。また、クライエントのホテルに行く場合は、説明なしに複数の人が部屋に潜伏している危険性を回避するため、部屋で会わずロビーで会うとか、チェックインを目の前でしてもらうなど工夫しているらしい。なるほど。

スコートなどをしている多くの人は、主な宣伝はネットとなるのでどのサイトが良いか、どんなサイトを利用しているか、という情報交換もしていた。つい最近、アメリカでも有名なBackPageというサイトがエスコートのカテゴリーを閉鎖したらしく、困ったねー、次に使える場所はどこかねーという話もしていた。無料で広告を出せるサイトもあるが、やはり有料のところの方がたくさんの人に見てもらえる。最近ではその広告の支払い方法などが変わってきているようで、Bitcoinなどインターネット通貨が使用されている。ネットの通貨はそれを取り扱うためのアプリが必要だし、その通貨を一般社会の通貨で買って換金する作業も必要だ。Bitcoinはクレジットカードからも買えるが、町中にBitcoin用のATMがあり、その機械に現金を入れて出てきたバーコードを、ケータイのアプリで読み取り、お金を転送することもできる。使用する通貨も支払いの選択肢も増えてきているらしい。サービスに対する支払いの受け取りももう現金でやりとりするのはやめたという人もいた!例えば、会員制のところに登録して働いている場合、お金は事前にネットを通じて支払われ、それが本人のところに振り込まれる。あるいは、アマゾンのギフトカードを使うと、ネット上でやり取りできる上にお互いに匿名性を守れるため便利らしい。へー。

日本でトランスジェンダーピアサポートの場に15年近く居たが、セックスワーカーの友達は少しだけしか知らない。私が会に入ったころ、代表の人がセックスワーカーで、フェミニズムやゲイリブ、トランスジェンダーのこと、本当に色々なことを教えてくれた。いろいろと知る中で、セックスワークについてのイメージが完全に変わった。でもその数年後、その人は亡くなってしまった。今でもあの人ならどう考えるかなあと、思い出したりする。大事な恩師なのは変わらない。
セックスワークで食べていってる職業人とまでは言わないけど、でもちょっとやってる程度の人ならたぶんけっこういただろうに、会でセックスワークの話しにほとんどならなかった。「お水」の人たちはまあまあいた。お水以上の話しにならない。言えない雰囲気があったのかもしれない。昼間のサポートグループに来れる人は限られるのかもしれない。そういう層が来てなかったのかもしれない。そもそもトランスであることで、セックスについて語りにくいのかもしれない。この大会ではトランスでセックスポジティブになるための分科会が2、3あった。次回はどれかに参加したい。

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(写真はフィラデルフィアの市役所。会場からすぐ近く。トランスジェンダーの旗が星条旗といっしょに上がっていた。この大会をしているかららしい。すごい!その他にもレインボーフラッグが飾ってある建物もいくつか。)

 

以前にも書いたかもしれないが、トロントでLGBTQコミュニティに参加していると、ボーダーレスを感じる。日本ではきっちりした分類があったように思う。LGBTQの会に行けば、LGBTQの人だけ、障害者の会に行けば、障害者だけみたいな。こちらでは、LGBTQの会に行ってもそこには、障害者も外国人も若者も老人も派手な人も地味な人もごちゃ混ぜに存在している。LGBTQの会だからと言って、LGBTQの健常者で国籍のある人の話しだけしているわけにいかないのだ。いつも問題は重複していて、交差している。だからLGBTQの会と言ってもいろんな話がでてくるし、それに対応しないといけない。それは、障害者の会に行っても同じで、障害者のLGBTQがいるので、障害者の会ではそうした人に配慮せざるを得ない。もちろん数の関係で息苦しく感じる時もあるだろうが、存在は認められている。そのままの自分で存在できる。
日本でもきっといろんな人がいたのに、気が付かなかっただけだろう。マイノリティのグループでも同質性を求められるため、グループはワンイシューにな りがちだ。ダブルマイノリティであることが言いにくい。LGBTQの会に行くと、みんな周囲に合わせて、自分の中のLGBTQな側面だけを出して交流する。空気を読む。そのままの複雑な自分のまま、そこに存在してもいいと思いにくい。日本では障害者の会で、あるいは在日外国人の会で、LGBTQの人がカムアウトするのは難しそう。LGBTQの会でセックスワーカーがカムアウトするのも難しそうだ。マイノリティ団体同士の横のつながりを作るのはもちろん重要だが、すでに形成されている会の中での多様性をどうやって掘り出して、許容、包括していくかも、取り組める部分だと思う。

例えば、車いすのLGBTQがLGBTQの会に参加するようになれば、何かイベントを催す時に、車いすの人が支障なく参加できる会場を選ぶように実務として変化が起きるだろうし、会の後でお茶に行くのに、どこのカフェや居酒屋が車いすが入れるか、日頃からチェックするようになるなど、思考さえも変わる。同じように、ろうのLGBTQがLGBTQの会に参加するようになれば、おのずと手話を知りたいと思う人も増え、イベントをする時に手話通訳をつけることが当たり前になるかもしれない。それによって、もっとろうのLGBTQが参加しやすくなり、もしかすると、手話がつくイベントならと、ろうのアライも参加してくれるかもしれない。
そもそもは、その会が誰にでも開かれているとアピールするところから始まるが、ちゃんと参加するには手話通訳が必要だと堂々と主張できるろう者の存在が欠かせない。アクセシビリティは人権だと思っていなければ主張できない。主張を受けて、どんな会場設定(立地や建物の構造だけでなく、椅子や机の並び)にするか、予算を組むか、会のシステムが実務的に変わっていく。入口がフラットないいカフェを見つけたから知らせようとか、あの人と交流したいし手話予習しておこうとか、手話わからんけどメモ帳とペン持ってたら便利かもとか、人の思考も現実的対応のため変わっていく。そうした細かいことがコミュニティの形を変えて行くとことだ思う。

具体的にこちらでよく見かける配慮は、
●食事を出す場合、
ベジタリアン・ビーガンオプションを用意する
事前にどんなアレルギーを持っているか聞く
アレルギーがある人のために材料を全て表記する
●広報時にできること、
車いすがアクセスできる会場かどうかの情報
車いすがアクセスできるトイレがあるかどうかの情報
ジェンダーフリートイレがあるかどうかの情報
ASLの通訳がつくかどうかの情報
セントフリー(香水など匂いのあるものはつけてこないように)
●会場で
自己紹介で名前と使いたい第三人称を言う
ハグやパーソナルスペースの確認(ハグ文化だけど、したくない人がいるというお知らせ)
●主催者として
会場が先住民族の土地であったことを共通認識として確認し、敬意を示すこと

 

要求・主張できるように包括的な場にすること、要求すること、それを受けて実行すること、を同時進行して具体的な変化が生まれ、一旦形式ができればその場に応じた変更を加えて引き継いでいけるはずだ。