LGBTQ洋書読書会とか

新設Cチーム企画主催者が、元々は「リバティおおさかを応援する!」というブログでやってましたが、引っ越ししまして、最近ではLGBTQの洋書読書会やその他の情報をごった煮状態で掲載していますv

アトランタ (WPATH)5日目(2011/9/27)

観光できるのは今日だけなので8時に朝ごはんだけ食べに会場に。 
朝ごはんを食べながらMtFの法律家だという人といろいろ話す。ひと昔前はMtFが多くて3対1ぐらいの割合だったけど、今は同じぐらいの人数になってきたこと。MtFはゲイコミュニティに接触することはほぼないが、FtMレズビアンコミュニティに居てからトランスするひとが多いので、そういう団体や組織に就職する際もコネクションがあるので就職しやすいこと。MtFはそういう団体で採用されることはほぼないこと。というのも、女性やレズビアンがこれまでの歴史で捨ててきた女性性というものをMtFはたくさん身に着けているので、面接に行ってもうくし、いいようには見てもらえないらしい。欧米のMtFはアジアのMtFのことを殺したいぐらい羨んでいること。つまり身体的に女性になるのに恵まれているため。FtMはホルモンですぐに男としての外見を手に入れられるので埋没できるが、MtFはそうはいかず、自分は250万円ぐらいかけて眉毛のとこの骨をけずったとか。うん。確かにアングロサクソン系のMtFは大変そう。でもその人は170cmもなかったし、細くて美人でとても恵まれた体系をしていた。 

その後ホテルで日記を書いて美術館にひとりででかける。バスと電車を乗り継ぎ。地下鉄の様子を写真に撮っていたら黒人のお姉さんに強く呼び止められてびびる。 
「あんた地下鉄撮ったらあかんねんで、法律で禁止されてんねんから!911知ってるやろあかんねん。ポリスに見つかったらカメラごと没収されんであんたほんまに。」(意訳)
と言われておののきつつ謝ってお礼を言った。まくしたてられると余計に焦るよね。 

美術館は駅降りたらすぐで白いスタイリッシュな建物。(リチャードマイヤーとレンゾピアノ作。) 

火曜日だからかガラガラで独り占めみたいな気分。 



しかしフロアが改装中なのか閉まっているところがあったりして残念。第一のお目当てだったオキーフの絵はどこにも出てなかった。のか見つけられなかっただけなのか…。エミールガレやノーマンロックウェル、ジャコメッティなど知ってる作品もあった。いろんなテーマで展示されてたけど常設展示はいまいち興味をそそられなかった。現代アートの階と特別展のクラフトアートがよかった。ナルジオロフィの小物がよかった。 

にしてもすごい立派で大きな美術館なのに床がミシミシみしみし言ってて心配になったわ。警備員の人が話しかけてくるんだけど何言ってるのか全然わかんなくて困る。でもどうやら楽しそうに冗談を言っているようで「あーこれ綺麗だね、持って帰っちゃえば?いいよ、ほしいでしょ?」とかそういうことらしくて笑ってノー、ノーと言っておいた。 
現代アートのところでは音の仕掛けがあるオブジェについて親切に教えてくれて、一緒に写真まで撮ってくれた。親切。 

このオブジェは鏡のような破片によって音が反射して不思議な音になって聞こえる。しかもその丁度20cm前ぐらいに立たないとその効果がわからない。ジャストな位置に立ってと言われて、警備員さんがけっこう後ろから話しかけると音が細かくビブラートして体感できた。おもしろい。 

受け付けの人も警備員の人も職員の人も9割黒人の人だった。町を歩いても、バスに乗っても電車でもすごく黒人の人の率が高くて7、8割はいっつも黒人の人が視界を占めている感じ。これが南部なんやわ。 
美術館のショップでおみやげを1時間ぐらい選んだ。なんかあんまり手頃なもんがなくてけっこう悩んだ。いいなと思ったらメイドイン日本だったり。お土産を4千円ぐらい買って美術館の外のベンチで適当にランチ。2時半になっていた。3時間半ぐらい美術館を見て回ってた。 

美術館を後にしておみやげを買いにショッピングモールに行くことに。 

美術館から歩いて30分ぐらいのところに巨大なアウトレットモールがあって物色するがお土産になるようなものはほとんど売ってなくて残念。 

ちょくちょくお店に入るが飽きてきてベンチでぼーっとしてたら雨。通り雨だったのでまた歩き出すと虹が出てた。 

6時、MさんとMさんの弟さんと夕飯を食べに行く。地球の歩き方に乗ってた南部料理のお店。ミッドタウン駅から向かうとちょうどお店の向かいにレインボーなお店があって 



入ってみるとLGBTの本屋兼カフェだった!ちょっとしたグッズも売ってておみやげを購入。すごいゲイゲイしいTシャツがあってほしかったけど案の定サイズがなかった。ウィンドウにはシェーンリンチの著作の他、LGBTな書籍がずらり。 

夕飯はメニューが意味がわかんなくって苦労したけど、ビスケットが売りでオーガニック野菜がおすすめと地球の歩き方に書いてあったのでそれをメモに書いてどうにか注文。 

お店の人のおすすめもあたりで、美味しかった。美味しかったけど自分が作ったかのような親近感のある料理…。 

食事をしつつそれぞれの一日の話をして楽しかった。チップ入りで請求されることがあるけど今回はチップは別だったらしくて、3人で食べて36$だったので4$チップを入れた。おつりいるかどうか聞かれたのでチップも入っているのでいらないと答える。おつりはチャージと言うことを学んだ。 
ミッドタウンはビル群のライトアップが綺麗で町もにぎやかだった。 
ホテルに着いて荷造りをして風呂に入ってたらHさんが帰ってきて少し話すが話中にスイッチが切れたように爆睡してはった。寝た人はそっと置いておいてMさんと今回の旅行のことや個人的なことなどいろいろ話しておもしろかった。1時ぐらいに就寝。