LGBTQ洋書読書会とか

元々は「リバティおおさかを応援する!」というブログでしたが、引っ越ししまして、最近ではLGBTQの洋書読書会やその他の情報を掲載しています。

ワークショップ�@報告書


【リバティおおさかの未来を創るワークショップ�@報告書】


3月に行われたワークショップには約60人の人々がリバティのために集まり、様々な意見を出し合いました。その意見を下記に集約して報告します。是非最後までご一読いただき、私たち市民の声に耳をかたむけながら、リバティおおさかを運営してください。
 ワークショップはOSTという手法で行われ、参加者が「情熱と責任を持って」語ることができる議題を提案して、それぞれが議論したいグループに分かれて意見を出し合いました。下記の12の議題が上がりました。
●子どもが夢を持てるようにするには?
ソーシャルメディアを使ってリバティを盛り上げるには?
●人権の展示の仕方
●展示の内容
●リバティの広報(音声、日本語以外の伝え方)
●リバティからみんなへ
●リバティを使った町づくり
●中庭の活用方法
●ここがあかんのちゃう?
●人権のイメージを変える
●リバティがマイノリティ個人とマイノリティ団体に出来ること
●ホールの利用法と料金

上記の議題の録音を文字に起こし、提案ごとに下記に分類しました。主な主張を( )でタイトルにし詳細な議論は「・」で補足しています。

1.展示内容への要望
2.展示方法への要望
3.資料活用についての要望
4.教育普及活動についての要望
5.広報についての要望
6.リバティの施設活用への要望
7.リバティを使った町づくりの提案
8.リバティ全体への要望
9.ここがあかんのちゃう?



1.展示内容への要望

(1)現在の展示を人権博物館としての本来のあるべき姿に戻してほしい。
・当たり障りない教科書レベルの展示ではなくリバティならではの展示にする。
・「差別はいけません」「はいそうですね」で終わるような展示にしない。
・普段の生活では見ないことをここで直視するというのが大事。命からはじまって自分の人権を学んで、他の人の人権がどう扱われてきたかなどの流れで学ぶのがいい。
・来た人に何かしらのひっかかりやトゲを持って帰ってもらえる内容にしなければやってる意味がない。

(2)個別の問題を正面から取り扱い、差別についてはっきり理解できる展示にしてほしい。
・差別は知らないことから起こることが多いから、最低限の知識提供は必要。
・深い歴史や大阪観を出す展示にして地域性と差別を絡めて学べる工夫を。
・これが正しいとバンと出してしまうのではなくて、問いかける感じ、こういう状況ってどうだろうね?って自分で考えるような、自分で生み出すきっかけになるような展示。
・マイノリティの問題を本当の意味で理解できる展示に。自分とのつながりを認識すればマイノリティの問題も自分の問題としてとらえられるようになる。

(3)マイノリティのみに焦点を当てるのではなく、自分にも人権があることをまず学べるようにしてほしい。・人権というのは誰にとっても大事で、みんなの問題というコンセプトに変えていく。
・今までの人権教育でおいてけぼり感、疎外感を感じてきたマジョリティに届く発信をする。
・今の自分の立ち位置はどこにいるのだろう?とか、いろんなものに出会うことによってもう一回自分に帰ってくるような、そういう感覚が持てる場。
・自分が困ったときには助けという声をあげていいんだ、ということに気づける展示に。

(4)自分に何ができるかという提案やヒントを示す展示にしてほしい。
・ちっさくても、自分に何ができるねん、ということを考えると元気になれる。こんな事実がありましたというのが、だからこんなことしたらあかん、という話にしかなってない。
・子どもに夢を与えるのは明るいプラスのことばっかりじゃないし、暗い部分も必要。生きる力強さというか、暗いといいながら結局人々に力を与えることになる。
・わざわざ暗いことを明るくみせたりする必要はなく、客観的事実を知らせることが大事。
・生きている人間を感じられるリアルな展示に。人と出会える展示に。
・権利としての人権がわかる展示に。マイノリティがわがままを言っているのではなく、勝ち取ってこなければならなかった意味を伝える。
・夢を与える展示とは、目の前のハードルは高くないですよ、と教えて示すものであり、生まれたよかったな、人生って楽しいなと思わせるもの。

(5)市民参加型の展示にしてほしい。・常設展だけではなく、当事者が発信するゲリラコーナーを作って成功したら常設にしていくなど、実験してみる。
・一方的に展示するのではなく、展示に対する意見感想を広く積極的に募る。
・学校でやっている人権研究会とは、こんなこと言ったら差別になるとか、こういうことでクレームになるとか、差別がタブー視されている。リバティでは差別に向き合う正しい姿勢を示してほしい。


2.展示方法への要望

(1)資料をもっとたくさん展示してほしい。文字ばかりでつまらない。
・当事者団体に資料のリクエストしてもらうなど展示方法の協力を求める。
・資料の提供されたいきさつや裏話を付ける。
・リバティならではの写真資料も増やす。
・各コーナーでの流しっぱなしの映像資料を増やす。

(2)体験型の展示を増やしてほしい。
例えば、アメリカのロサンゼルスの人権博物館で友達が見たと言ってたのは、「抑圧のトンネル」といって暗いトンネルに入っていくんだって。そしたらいろんな抑圧状況が演劇的に現れてきて、教室でいじめられてるとか、酷い傷つくような言葉がブワーって壁に書いてあるとか、トンネルを進んでいくと抑圧を疑似体験できるみたいな。あと「ダイアログインザダーク」と言って、真っ暗な中を入っていって、そこでは視覚障害者の方が案内してくれる。健常者は何も見えないしどこに誰がおるかわからんからめっちゃ怖いんだけど、だんだんそこでコミュケーションとったり、音とかちょっとしたことに敏感になってきたり慣れてきて、健常者にとって新鮮で豊かな体験になるという。しんどい状況の人、ではなく、違う資源をもってる人、という捉え方でマイノリティを表現できるようになれる体験というか。「ああ、こういう世界で生きてるんや」みたいな、これは不便で不幸というか、これはこれで豊かだな、みたいな。
・対話型イベントを増やす。リビングライブラリーを定期的にリバティ主催の恒例イベントにする。

(3)ダイバーシティを意識した展示であってほしい。
・展示を多言語(日英韓中)にし、音声だけでなく字幕や手話を導入する。
・貸し出す音声ガイドも多言語にする。
・音声ガイドの無料アプリを作って、各自の端末でダウンロードして館内を見ながら聞いてもらう。
・音声ガイドを映画の監督のディレクターズカットみたいにいろんな人の解説バージョンを作り、何度来館しても楽しんでもらえるようにする。
・展示に約を併記できないものは、多言語の館内ガイドブックの貸出や販売をする。
・「証言の部屋」を翻訳して海外からの来客も観れるようにする。


3.資料活用についての要望

どんな資料を持っているのか公開してほしい。・資料をウェブで閲覧できるようにする。
・資料を3Dでデータ化する。
・普段は出ていない資料を紹介するための講座をする。
・年に一度ぐらい倉庫を公開するイベントをする。
・資料提供者にゲストに来てもらってコラボイベントをする。


4.教育普及活動についての要望

教育普及活動の幅を広げ、その宣伝をもっとしてほしい。
・知的な情報発信や館の存在アピールをもっとする。
・公民館、行政機関、一般企業へも研修の売り込み活動をする。
・今企業でもCSRの研修が広まってきているのでどんどん講師として行くのがいい。
・教育機関へは年間を通じたスケジュールを組んで売り込む。
・見学+解説などのパッケージは1万円以内だと普及しやすい。
・夏休み、冬休みなどを活用した教員向け研修
・教員や学校と一緒に教材を作る、授業で使ってもらうために資料を貸し出す。
・資料を使ってどんな授業をしたらいいかという研修をする。
・授業作りに困っている先生をサポートする仕組みを作る。
例えば、小学校では部落差別という言葉は使わないで授業をすることになっていて、中学校に行ってからちゃんと習う。でも小学校でも部落問題の授業はしないといけない、その時にどんな言葉を使って教えたらいいのか悩むのでいい回しなどのアドバイスも欲しい。


5.広報についての要望

(1)ホームページを他の博物館と同じぐらいのレベルのものにしてほしい。
・ホームページが見にくいし、ださすぎる。ずれている。
・誤字脱字を見つけたりした時に電話番号しかないと伝えにくいので、ホームページに問い合わせフォームを付ける。

(2)広報活動の部署を作るなど、戦略的にやってほしい。
・広告代理店や宣伝のプロにリバティの打ち出し方を相談する。
・宣伝、営業を専門に担当する人を雇う。あるいはボランティアでやってくれる人を募ったり、規模ごとに外注するなど。
・チラシ、ポスターなどをデザイン性の高いものにする。
・人権=ださい、堅い、難しい、関わりたくない、というイメージをまず広報から変える。

(3)ソーシャルメディアや現代のテクノロジーを使った宣伝に力を入れてほしい。
ツイッターFaceBookなどが流行っているのをもっと利用する。
YouTubeでフィールドワークやワークショップの様子や内容を配信する。
NHKで番組を作る。ハートネットTVとかそういうとこに組み込む。
・ロビーの一角でFMラジオを発信し、生中継を見るギャラリーも募る。
・証言の部屋などの映像資料をウェブで有料で公開する。一部フリーにして宣伝として流す。DVDにしてレンタルする。リバティ周辺の人たちが作った作品をリバティで流す。
・無線LANの配備。ワイハイの設定をして、芦原橋でネットに繋いだら、リバティのサイトや関連のサイトが自動的に立ち上がったり、地図がでてリバティへ案内してくれるとか、付近のお店の情報提供など。
・大阪のガイドブック、観光サイトに積極的に掲載する。
スピンドルのようにリバティを応援する人がわかるようなアプリケーションを作る。
・海外からの観光客をターゲットにした紙、web上での宣伝。
・個人サポーター専用のメーリングリスト、メルマガを作る。


6.リバティの施設活用への要望
■中庭
(1)夜も使えるようにしたり、多目的利用ができるようにしてほしい。
例えば
・野外映画祭・フリーマーケット・全国の部落の物産展・人権をテーマにしたフリーマーケット・向野でやってるようなミートフェア・メンコ大会など子ども向けイベント・野外での音楽イベント。組立式ステージも使う・春はお花見、夏は盆踊り、など季節を感じられる行事・リバティに寄付できるチャリティイベント・野外イベントを定期的に開催して定着させる、

(2)食べ物系のイベントをやりやすくしてほしい。
・食肉文化を体感できるようなバーベキュー大会。
・外国にルーツがある人にも食文化を伝えるために活躍してもらう。
・料理で体験できる食を提供、外国の食べ物、沖縄、韓国など。
・大阪の特有のメニュー、地域地域にある独特のメニューを出してもらう。
・地域の婦人会の人に料理教室をやってもらう。定期的にやるのがいい。人が定着しやすいし集まりやすい
・特別展とコラボした企画をする。

(3)子どもも大人もいろんな人が集い、出会える場として活用したい。
・来館者が連れてきた子どもが遊べる場として日常的利用する。
・プレイリーダー、保育科の学生サークルに協力してもらって一時保育する。
・展示のコーナーに出ている人とか、どこかですでにイベントや活動などをやってる人にゲストに来てもらう。よその集客もひっぱってきたりまぜる。

■ホール
(1)今まで使われていなかった層にアピールしてほしい。
・子どもの発表会(ピアノ、バレエetc)楽器の演奏会
・夏休みなど子ども向けの映画会を企画、サークル、ママさんコーラス
・演劇他のワークショップを企画する
・在日、障害者、沖縄など各分野の映画祭を定期的に行う。

(2)市民が気軽に使えるようにどんどん宣伝してほしい。
・小中学校へ、発表の場の売り込みに行く
リーフレットなどを使って人件費や利用料の明細を書く→大量に配布
 他のホールetcとの比較も
・他と比べて、施設(設備)がどれほど良いかをアピールする
・料金設定は半額か1/3ぐらいにする

■ロビー
人が集まりやすい場、集まるきっかけになる場、常に誰かが語り合っているようなスペースにしてほしい。
・ロビーの一角を交流スペースにしたり一角でFMラジオを発信し、生中継を見るギャラリーも募る。
・ご意見募集掲示板で来館者の率直な意見をもらう。他の人の意見が見えるようにして活性化させる。
・勉強会や集まりがしたい人の呼びかけ掲示板など。
・講師募集やスタッフ募集の呼びかけ掲示板など。

ミュージアムショップ
・大阪の部落の美味しい食べ物や、各地の地酒なども扱ようにする。
・本だけでなく、差別や人権の視点で見ると面白い漫画や映画DVDなども置く。
学芸員、職員おすすめなどのコーナーを作ってポップで解説する。
・「証言の部屋」をDVDにして売ったりレンタルする。
・当事者団体のミニコミや無料機関紙などを置けるようにする。
・当事者団体からの委託販売を引き受ける。(手数料をもらう)リバティに来ればいろんな当事者の生の声を手に取ったり悩みや相談の情報収集ができるようにする。
・セルフヘルプ支援センターなどと協力して運営する。

■資料室
・市民からいらない書籍(人権関係)をもらって充実させる。
・学生などに人権についてのレポートを書く時に使ってもらえるよう関連書籍を充実させる。


7.リバティを使った町づくりの提案

もっと地元の人に愛される場所になって欲しい。・リバティ祭りの規模を拡大して地域をもっと巻き込む。
・リバティを使うことでお得になるような割引を近所のお店といっしょに作る。
・リバティ内に食堂を作り、ここでしか食べれないものを出す。
・JR環状線の駅イベントにタイアップしたり、大阪グルメツアーの名所にする。
・地域の人がもっと活用できるよう、呼び込む。高齢者が多いなら健康相談などもできるようにする。
・町が閑散としているので地域の人と花を植える。
・リバティを夜も使えるようにして人の出入りを増やす。
・飲み屋に行くよりも、ここで何かして、ここにお金が落ちるようにする仕組みを作る。
・雇用を増やし町の人口を増やす。
箕面の北芝での取り組みを参考にしたり、北芝と交流して学ぶ。
・町としてどんな潜在能力があるのか専門家に調査してもらう。
・20〜30代に向けて老後を安心して暮らすために芦原橋を30年かけて住みやすいところにする計画を呼びかける。
・同性パートナーシップが認められる地域にする。

・人権尊重の街に、本当の意味で住みやすい街にして、全国的に有名にしていきたい。ここに住みたいと人が集まってくるみたいに。例えばカストロ通りLGBTの人たちが集まってくるみたいに。誰もが住みやすい人権尊重のまち。リバティの理念を形にするというか、具現化するまちづくり。そんなんできたらめっちゃ住みたい。


8.リバティ全体への要望

もっと市民向けに個人でかかわれるような雰囲気を作る、リバティ自身が団体だけじゃなく、市民個人へ目を向け、開かれた場になるよう努力するべき。
・若い人に定期的に関わってもらえるような仕組み、イベント委託などをする。
・社会問題のトピックが気軽におしゃべりできるたまり場つくり。
原発などいろいろな分野で問題意識を持っている人はたくさんいるのでそこをもっと引きつけていければ、全国的に支援もしてもらえるのではないか。
・ワークショップ形式のイベントを増やして直接人々が顔を合わせて意見を述べられる機会を増やす。
・部落解放のイメージばかりなのを払拭していく。
・部落解放運動の中ではぐくまれてきた知恵やいいところを一般社会で活用できるように普遍的なものに変換していくべき。
・プラウドファウンディングで企画毎にお金を集めてイベントを行う。
・企業の中にはCSRの一環で社会貢献している団体に助成金を出しているところもあるのでそういうことを活用する。
・食欲、知識欲を満たすためにお金を出すような施設にする。
・子どもの成長には学校だけでは不十分で、家庭や地域や第三者機関が必要。そのような役割が果たせるリバティになってほしい。


9.ここがあかんのちゃう?

・展示が少なくなった、内容スカスカやん!!
・一回切りで終わりがち、何回も来れない。
・マジメすぎる!!おもんない!!
・展示を見たけど人権のこと、あんまりわからんかった
・答えありきやからおもんない、おしつけっぽい、もう一回来たいってならん
・マジョリティ排除してない?
・半日ぐらいおれる内容だったら学校も使いやすいのになー
・対象者が広すぎて情報が多すぎる!!「わたし」から始まっていない
・出会いを求めて来るけど、ここには出会いがない(怒)生きている図書館を参考に
・体験が少ない。キッザニアみたいにマイノリティ体験できたら?
ex)デートDV体験、ちゃぶ台ひっくり返し体験、アル中体験
・もうテーマパークにしちゃえば?楽しいとこにして!
・1人1人の価値観をガンガン出してもOK?
・今こそ思いっきり!!過激さが足りひん!!
・展示が制限されすぎている、対抗勢力やねんから!伝わらへんぞ!逮捕者で話題に!
・食堂を充実させて〜!民博参考に・セレブ層狙ってランチ、革ブランド!立ち寄りスポット!
・いろんな人の来れるところに!



ワークショップ第2回目は6月29日(土)に開催予定です。
是非ご参加ください!