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LGBTQ洋書読書会とか

元々は「リバティおおさかを応援する!」というブログでしたが、引っ越ししまして、最近ではLGBTQの洋書読書会やその他の情報を掲載しています。

リバティおおさかの誤解にお答え!

リバティの利用者である私たちは「リバティおおさかを応援する!」プロジェクトを立ち上げ、議員に呼びかけたり、署名を集めたり、イベントを催すことでリバティを支えようと集まっています。ありがちなリバティへの疑問にメンバーがお答えします。

Q1、リバティおおさかって何?

1985年に部落問題をはじめ、様々な人権問題を研究したり、差別をなくすための運動(とりくみ)を展示する目的で建てられました。歴史的に価値のある資料や文化財を収集&保存して、様々な展示や企画をすることでいろんな問題提起をしてきました。所蔵する約3万点の史料には、あの有名な水俣ユージン・スミス氏の多数の写真や、HIVの初期の偏見に晒されていた患者たちの資料など、貴重な物がたくさんあります。史料数と展示の質の高さを併せ持ち、これだけのことを一度に学べるところは日本はもちろん、世界にもほぼありません!また、障害者運動や性的少数者の運動について学べる場所は、唯一、日本でここだけです。

Q2、リバティは解放同盟のモノじゃないの?

ちがいます。設立当時は部落解放運動の歴史を伝え、「差別をなくす、人権尊重の世界へ」というメッセージを発する博物館でしたが、本当にそのメッセージを伝えるためには部落問題だけではなく、社会に存在するさまざまな人権問題を扱って、人権の普遍性を伝えてこそ意味があるのではないかということから、多くの人権問題を扱う総合人権博物館になっていきました。現在は、薬害エイズハンセン病水俣病在日コリアン、難民、障害者、アイヌ、沖縄、労働問題、日雇い労働者、野宿者、女性問題、シングルマザー、性的少数者、戸籍に記載がない人、不登校、過労死、見た目問題などなど、生きづらさにまつわる社会問題を取り扱っています。このように多様な人々がここに集まることで分野を超えてネットワークが広がり、新たな文化や価値観の創造にも貢献しています。

Q3、展示以外に何やってるの?

展示の他には調査研究をしたり、資料を集めたり、ホールで講演会や文化事業をしたり、セミナー、学習会、体験講座、フィールドワーク、学校に出向く出前授業をしたりと、いろんなことをしています。多くの小中高校も学習に利用していて、2011年度は107校の学校、10971人の生徒が利用しました。開館以降、約130万人が利用しています。日本初の人権についての総合博物館として国際的な評価も高く、海外からの来館者も後を絶ちません。質、規模ともに民間では行えないレベルの、国立にしてもいいぐらいの博物館なのです。

Q4、補助金カットってもらいすぎてるからじゃないの?

既に4年前から比べて半額になっています。さらに大阪府・市は、来年度から補助金を「廃止」(ゼロ)にする意向を示しています。いきなりゼロにせず、自主運営を助けながら補助金を徐々に削減する方法を取れないのでしょうか。大阪府・市はともに、リバティの代わりになる人権問題への取り組みを提案していません。27年間かけて積み上げられてきた地域との繋がり、全国へ広がるネットワーク、教育への貢献、啓発効果等々が一切なくなってしまうことで、カットした補助金以上の損失が未来に予測されます。同じ金額を他の事業につぎ込んで、リバティのような機能が果たせる機関は他にあり得ません。差別をなくす取り組みはそれ自体ではもうからなくても、実はローリスクハイリターンの未来への投資なのです。

Q5、マイノリティだけの問題でしょ?

今までの人生で一度も、困ったり、孤独だったり、悩んだり、怖かったり、傷つけられたり、あるいは傷つけてしまったり、いじめられそうになったりしたことがない人なんて、いるのでしょうか。人権はマイノリティだけのものではなく、全員が持っていますから本来は全員の問題なのです。いじめのある教室を考えてみましょう。いじめられている本人はもちろん辛いですが、周囲の生徒も無関係ではいられません。いじめが気になって勉強に集中できない、いじめられないように言動を自制したりビクビクしたり、友達を信頼できずに孤独だったり、不登校になるかもしれないし、いじめられる前にいじめてやれ!と新たないじめを始めるかもしれません。誰かが差別されることを許す社会は、不安と不信と暴力が常にそばにある、誰にとっても暮らしにくい社会ではないでしょうか。そして、いじめや差別をなくす取り組みは民間ではなく、公共を司る行政が行うべきことだと考えます。

Q6、なぜリバティは大事なの?

正社員なら長時間働いて当然。(嫌なら辞めろ。)女なら仕事してても家事育児して当然。(嫌なら産むな。)家族なら面倒見て当然。(血縁絶対主義。)他人に迷惑かけない、助けを求めないの当然。(自己責任。)…本当は自由な生き方をしたいけど許されない。本当は助けがほしいけど我慢してる…。実は私たちの人権を侵害しているのは、私たちが生み出した価値観なのかもしれません。「そんなおおげさな!」と言われるかもしれないけど、おおげさではありません。だって年間3万人も自殺します。人権という言葉がまるで特権みたいに使われてしまっているけど、あなたの手元に戻したい!
誰かを踏みにじっていい人なんかいないです。家庭でも、学び場でも、職場でも。どんな人でも大事にされて尊重されて快適さを求めて生きていける権利があります。この大前提が人権です。ネットでは差別書き込みが溢れ、貧困や格差を「自己責任」と言っちゃう風潮が広がる今、この大前提がゆらいでいます。そんな時こそ最後の砦として、あるいは立ち戻るべき初心として、リバティおおさかが必要なのです。社会が豊かであること=人権が何かを理解している人が多いこと、です。これは私達が「どんな社会にしたいか」という、社会の根幹にかかわる話だと思いませんか。まずは、自分の価値観を振り返るためにリバティに来ませんか。

※残念ながら2011年の橋下知事の意向で内容変更したため、価値観に迫る展示ではなくなりました。が!学びの多い展示ですので是非行ってください。証言ビデオコーナーがおすすめ!

Q7、あなたは誰なの?

私はLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の当事者サポートをしている団体のものです。元々、大阪市議会の福島しんじ議員が橋下市長に対して「公共施設に同性愛者などの展示があるのは子どもに悪い影響がある」というような主張をして視察を薦めたとのことで、補助金カットはLGBTへの差別と偏見からスタートしていると思い、この活動に加わっています。LGBTは幼い頃から自覚する人もおり、いじめに合う頻度も自殺念慮も高く、早急に取り組むべき人権課題です。リバティにあるLGBTの展示で救われる人は多くいるし、リバティでの学習によってLGBTをいじめたり馬鹿にしたりする子どもも減るはずです。

文:めんつゆ