【リバティおおさか応援企画】
Kazuma Obara Photo Exhibition
"Beyond Fukushima - 福島の彼方に"
福島第一原発作業員のポートレートとインタビューを展示した写真展
PORTRAIT OF WORKERS WORKING AT FUKUSHIMA DAIICHI NUCLEAR POWER PLANT
2012.10.2(TUE)-10.28(SUN) @リバティおおさか
★トークイベント:2012/10/14(日)
小原一真さん「福島取材報告」 2012年2月以降から現在までの取材報告
「皆がみんな恐い恐いっていってても誰かがやんなくちゃいけないし、
だったらその誰かになればいいんじゃないのって」(福島県在住 30代男性)
「現場には若い人もたくさんいるんだけども、出来れば来てほしくない。若い人ってこれからでしょ。
だから、ちょっとでも線量の高い現場で代われる作業があればやってる。でも、それはほんとに
どうなんだろ、焼け石に水なのかもしれない。若い人の姿は見たくないよね」(福島県在住 40代男性)
「こんな状況で、子どもが振り回されるのは一番可哀想なので、避難地域で落ち着いて、前の仕事に戻り
たい。もうそれだけでしたね。だからこの先も、警戒区域にある実家には帰れないだろうけど、親父と
お袋と一緒にひとつ屋根の下でっていうのが、これからの理想ですね」(福島県在住 30代男性)
(「Reset Beyond Fukushima-福島の彼方に」第2部:福島第一原発で働く作業員より)
フォトジャーナリスト小原一真さんが撮影した福島第一原発内の写真、収束作業に携わる作業員27人のポートレートと彼らへのインタビュー記事、日常を撮影したドキュメンタリー写真等、約60点を展示します。作業員は過酷な事故現場でなぜ働いているのでしょうか。そして、どのような想いを持っているのでしょうか。インタビューでは彼らの率直な想いが語られています。
原発推進にしても、廃止にしても、現在生きている私たちの誰もが死んだ遠い未来でさえ、原発またはその廃棄物は残ります。たくさんの人々の健康を害し続けながら、広大な土地を奪われてもなお、原発を動かすこの社会は、一体何を大事にしているのでしょうか。私達はこれからもずっと、誰かの被ばくの上に成り立つ利益の仕組みを、よしとするのでしょうか。この写真展で「現場」にいる「人」とその眼差しに対面して、考えてみませんか。
小原一真オフィシャルサイト
http://kazumaobara.com/
"Beyond Fukushima - 福島の彼方に"チラシ
http://www.occn.zaq.ne.jp/cuihd703/pdf/201210.pdf
主催&問合せ先:リバティおおさかを応援する!プロジェクト
liberty-ouen@freeml.com
この写真展はリバティおおさか応援イベントです。
10月は他にも原発関連イベントを予定しています。