イギリス政府が出しているLGBTQ国民調査(オンライン回答10万人、2017)
欧州委員会が出しているLGBTQに関連するデータまとめ
https://ec.europa.eu/newsroom/just/document.cfm?action=display&doc_id=45605
イギリス政府が出しているLGBTQ国民調査(オンライン回答10万人、2017)
欧州委員会が出しているLGBTQに関連するデータまとめ
https://ec.europa.eu/newsroom/just/document.cfm?action=display&doc_id=45605
新設Cチーム企画では、セクシュアルマイノリティと医療福祉教育を考える全国大会2020に向けて、教育機関での性の多様性の授業実施の実態調査をはじめました。各市町村からのデータを取りまとめ、現状を共有するために公開予定です。教育関係者の皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
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【多様な性の授業実施の実態についての問い合わせ】
〇〇市教育委員会
ご担当者様
皆様方におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
はじめまして、新設Cチーム企画の塩安九十九と申します。当会は2007年から関西を拠点として、LGBTQを支援する動画や教材を作って、地域の当事者や教育機関に発信しています。
今回、お願いがありご連絡させて頂きました。
LGBTという言葉も普及してきましたがまだまだ学校ではいじめの対象になる場合も多く、子ども達にとって厳しい状況が続いております。LGBTの生徒をめぐる学校環境等を把握するため、下記のような内容(類似のものでもかまいません)がわかる調査を、既に行っておられましたら、データをいただいきたく存じます。
(1)性の多様性の授業が実施されている学校数
(2)性の多様性についての教員研修が実施されている学校数
(3)カムアウトしているLGBTの生徒を把握している学校数
(4)当事者の生徒にどのような対応がされているか
(5)不必要な性別区分を減らすためにどのような学校・教室つくりがされているか
もし貴機関で各学校に対してアンケート調査が可能でしたら、下記のアンケートにあるような質問項目で調査をして頂けますと大変助かります。また、既に調査している項目と類似した内容であれば、そのデータも参照させて頂けますと助かります。
アンケートは、インターネットからご回答いただけます。
https://----------
データの分析と活用につきましては、下記のような取り組みに反映していきたいと考えています。
★学校への啓発方法の検討(特に取り組みがなされていない地域へ)
★教員研修実施の推進
★教員への支援提供(授業実施方法、教室づくり、当事者対応などのノウハウ)
★より使いやすい教材の考案
ご面倒をおかけし恐縮ですが、ご回答のほど、どうぞよろしくお願いいたします。なお、ご回答の有無に関わらず、各地域での現状は後ほど取りまとめたものを追ってご報告させて頂きます。多くの方に利用して頂けるよう、インターネットで公開予定です。教育現場の方々に広く現状を把握して頂けることを願っています。
新設Cチーム企画
塩安九十九
https://lgbtsougi.wixsite.com/newcteam
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2019年〇月吉日
「多様な性を学ぶ授業実施状況アンケート調査について(お願い)」
皆様方におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
新設Cチーム企画では、LGBTの生徒をめぐる学校環境等を把握し,今後の啓発・教材作り等に生かすため,標記アンケート調査を実施いたします。つきましては,御多用のところ大変お手数をお掛けいたしますが,下記要領により,御回答くださいますようお願い申し上げます。
ここ数年の間で、メディアでLGBTという言葉が使われるようになり、一般的に知られるようになってきました。2017年に三重県の県立高校(全日制)49校に通う高校2年生約1万人に調査を行った宝塚大学の日高庸晴教授によると、調査に答えた高校生1万人のうち、「LGBT当事者」は10%を占めています。そして、非当事者よりも、LGBT当事者の方がいじめを経験した割合が高く、3人に1人が自分の体を傷つけたという、厳しい状況があることがわかっています。文科省も2010年から教育機関に対して性別に違和感のある児童に対する配慮をするよう通達を出していますが、性の多様性については、指導要領には入っておらず、授業で取り扱うかどうかは、現場の教員の問題意識にかかっています。
今回の調査の目的は、現状の把握です。主に下記の3つ観点を元に調べます。
★どれぐらいの学校がLGBTについて授業で取り扱っているか/いないか
★学校でどのような取り組み(授業や環境つくり)を行っているか/いないか
★教員がこの問題を新たに、また継続的に取り扱えるようになるには何が必要か
別紙のアンケートへのご記入の上、係の方にご提出ください。
2019年〇月〇日までにご回答をお願いいたします。
結果から現状を分析し、下記のような取り組みに反映していきたいと考えています。
★学校への啓発方法の検討(特に取り組みがなされていない地域へ)
★教員研修実施の推進
★教員への支援提供(授業実施方法、教室づくり、当事者対応などのノウハウ)
★より使いやすい教材の考案
この調査の結果につきましては、ご希望であればまとめたものを貴会に提出させて頂きます。現場の実態把握と改善にお役立ていただければ本望です。当会としても、性の多様性の授業実施の啓発等に生かすために活用させていただくとともに,2020年1月に開催される「セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会2020」で報告として、他地域の結果と共に取りまとめる予定です。
頂いた回答は,統計的に処理し,所属,氏名等が特定できる形では公表いたしません。なお,本調査で収集した情報は,厳重に管理し,本調査の目的以外では使用いたしません。
当会は2007年から大阪を拠点として、LGBTQを支援する動画や教材を作って、地域の当事者や教育機関に発信しています。ワークショップの開発実践、講演・研修会の主催、行政への講師派遣、派遣講師の育成、障害のあるLGBTQへのサポート、海外資料の翻訳にも取り組んでいます。長年培ってきたノウハウとネットワークを基盤にコミュニティ作りに貢献します。
2011年に制作した小学生向けDVD教材「いろんな性別~LGBTに聞いてみよう」は2019年までに9000枚が配布され、日本各地の小学校で活用されています。
https://lgbtsougi.wixsite.com/newcteam
lgbtsougi@gmail.com
問い合わせ先:塩安
お忙しい時期とは存じますが、誰もが過ごしやすい学校作りのために、アンケート調査にご協力くださいますよう重ねてお願い申し上げます。
インターネット入力フォームからも回答可能です。
現在授業をしている・していないに関わらず、現在の様子についてご回答いただけましたら幸いです。LGBTとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーのことです。
該当するものに丸を付けてご回答ください。
市町村( )
(1)学校区分
・高校 ・中学校 ・小学校 ・支援学校 ・幼稚園 ・その他( )
(2) 保健体育・理科以外で、性教育を児童・生徒に実施していますか。
・している ・していない
(3)LGBTを含め、性の多様性についての学習を児童・生徒に実施していますか。
・している ・していない
(4) (3)で「していない」と回答した場合、理由を教えて下さい。複数回答可。
・時間がないため ・知識がないため ・カリキュラムにないため ・必要性を感じない
・その他( )
(5) (3)で「している」と回答した場合、いつ実施していますか。
・学校全体 ・( 年生)
(6)どの教科で実施していますか。 ・保健体育 ・ホームルーム(特活) ・総合
・その他( )
(7)教材は何を使用していますか。
( )(例)DVDいろんな性別
(8)外部講師を呼んだことがありますか。その際の講師の立場を教えて下さい。
・呼んだことはない ・LGBT当事者(個人)
・関連団体からの派遣 ・専門家/研究者
・知識のある教員 ・その他( )
(9)性の多様性を児童・生徒に教えることに対して、現在または過去に反対意見がありましたか。
あった場合、それはどの立場ですか。
・反対意見はなかった ・管理職 ・教員 ・保護者 ・その他( )
(10)反対意見の内容を教えてください。(例)時期尚早など
・反対理由( )
(11)性の多様性について教員研修をしていますか。 ・していない ・している
(12) 外部講師を呼んだことがありますか。その際の講師の立場を教えて下さい。
・呼んだことはない ・LGBT当事者(個人)
・関連団体からの派遣 ・専門家/研究者
・知識のある教員 ・その他( )
(13)教室や学校で、性別で区分しない環境作りに取り組んでいますか。
・はい ・いいえ
(14)(13)で「はい」の場合、内容を教えて下さい。(例)敬称統一、だれでもトイレの設置
(教室: )
( )
(学校全体: )
( )
(15)カミングアウト(性自認・性指向について自ら表明)しているLGBTの生徒がいますか。
・いる ・いない ・わからない
(16) (15)で「いる」と答えた学校は、どのような対応・配慮をしていますか。
(例)希望の制服着用許可、対応方法がわからない、本人が配慮を望んでいない、など
( )
( )
( )
(17)その他どのような人権問題に取り組んでいますか。
・部落問題 ・多文化共生 ・障害者
・その他( )
(18)性の多様性の授業を実施したり、継続できるようにするためには、何が必要だと思いますか。複数回答可。
・指導要領に入れる ・課外授業の時間を増やす ・良い教材を入手する
・教員研修をする ・教員の意識を高める ・講師予算を増やす
・年間計画に入れる
・その他( )
ご協力ありがとうございました!
【相談】
「小学校の教員です。小学校で制服を着なかった子について、中学校に引継ぎをする際に、その子もいるし、生徒全員にとってもいいことなので、誰でも制服を選べるようにしてくださいと言うと、性同一性障害の診断書があり、保護者と本人から申し出がない限り対応しない、と言われてしまいました。」
【回答】
ありがちな事なかれ主義!寝た子を起こすな系ですね!「言われる前に気づいてやれ」ってよく先生たちよく言うくせに!反論を考えてみました!
★すでに小学校でずっとズボン登校をしていた事実があるのだから、その子がズボンを選ぶ可能性は大であること。
★その他にも20人にひとりの割合で当事者がいる可能性もあること。
★言われてから動くのでは遅い。選択肢がない状態は、不必要な精神的、身体的負担を与えることになる。小学校から伝達があって可能性を把握していたのに、動かなかった責任を問われる可能性もある。
★小学校から伝達があって可能性を把握していたのに、当事者に環境を変える努力やカミングアウトのリスクを強いるのは学校として配慮に欠ける。
★制服の選択肢がある方が、誰にとっても自分らしい表現の幅が広がる。生徒は自主性や個性を尊重されていると感じられ、全ての生徒のQOL向上につながること。
文科省の通達を使うならば下記のようなポイントはあると思います。
「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」平成27年4月30日(27文科初児生第3号)という文科省の通達の中の、(学校生活の各場面での支援について)の項目に、下記のようにあります。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/04/1357468.htm
「医療機関を受診して性同一性障害の診断がなされない場合であっても、児童生徒の悩みや不安に寄り添い支援していく観点から、医療機関との相談の状況、児童生徒や保護者の意向等を踏まえつつ、支援を行うことは可能であること。」
診断書が無くても、性の違和感があるかもしれない生徒への配慮の準備はどの学校で会っても必要であり、すべきことです。20人にひとりの割合で生徒がいることは自明の事実だからです。また、(当事者である児童生徒の保護者との関係について)の項目には下記のようにもあります。
「保護者が、その子供の性同一性に関する悩みや不安等を受容していない場合にあっては、学校における児童生徒の悩みや不安を軽減し問題行動の未然防止等を進めることを目的として、保護者と十分話し合い可能な支援を行っていくことが考えられること。」
これは、保護者からの要望がなくても、学校側は本人の意向を聞かなければならないということも意味していると思います。
今の日本の態度を韓国の人がどう思っているのか。しっかり知る必要があると思います。きんじさんが翻訳してくれたので、コメントの訳をお読みください!下記きんじさんからの投稿です。
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日本の現政権が韓国に対して強硬的な態度を取り続けているという認識からの反応として、韓国の市民の間に日本製品の不買運動や反日デモが広がっていることについて、アジアン・ボスという韓国のソーシャルメディアがソウルの市民に7月にインタビューした動画があったんですが、韓国語と英語字幕だったので、英語から日本語に訳したものを載せときます(長いのでコメント欄に分けて載せます)。
街頭でインタビューしてそれを誰かが編集して載せてるものなので、これをもってこれが韓国市民の声だ、みたいなわけにはいきませんが、現状を考える上でヒントになるようなことを言っている人もいるので、そういうことが生の声として紹介されているという意味で価値のあるインタビューだと思います。
カナダやアメリカのメディアはとても自己中心的なので、朝鮮半島北部の現政権のくだらない悪口ばっかりで日本や韓国のことなどはほとんどニュースになりません。っていうか、こういう日本と韓国の不調和とか不安定については、北米では知らせないほうが得っていうか、そういうことに市民の関心が向かないようが自分たちに都合がいいっていうことも勘案してるのかもしれないけど。でも冷静に考えると、韓国にも日本にも米軍基地があって、米韓相互防衛条約と日米安保という網がかかっていて、反共とかいう口実でその正当性を保とうとしてきた中で、米韓相互防衛条約については韓国軍主導にするっていう約束を守らないままずるずる延長してるし、日米安保に至っては憲法9条が邪魔みたいな雰囲気づくりに躍起になってるし(←すごく乱暴な言い方やけど)、この場で例えば朝鮮半島に平和が訪れて、その上日韓が仲良くなったりでもしちゃった日には、あぁそりゃ損だわと思う輩がいるってことは、容易に想像がつくしね。そういう認識で市民がちゃんと賢くやっていかないと、取り返しのつかないことになるっていう認識がなかなか広まらないことの苛立ちが募る今日このごろだったので、こういうインタビューを見たりして正常を保つようにしている。仲良くしたほうがいいっていうのは、お花畑のポエムじゃなくて、一番有効な戦略なんやけどなぁ。敵を間違えないようにしないと。
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アジアン・ボス フェイスブック2019年8月4日投稿
韓国と日本の間での政治的緊張が高まる中で、韓国では日本製品不買運動や反日デモが韓国全土で起こっています。なぜ多くの韓国人がこの貿易戦争に個人レベルで関心を持っているのか、またそのことが彼らの日常生活にどのような影響を与えているのか。私たちはソウルの街頭に出て、人々の意見の中にその答えを探してみました。
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(動画冒頭)韓国の市民による街頭での反日デモの様子。
アジアン・ボス・インタビュアー、ユン・ジーさん:2019年7月1日に、日本の安倍晋三首相は、国防を理由として韓国に対しハイテク部品の輸出を規制することを表明しました。このことで、韓日両国の関係は近年最悪の状態になったと言われています。そして、その影響により、韓国市民による反日デモが韓国全土に波及し、日本製品の不買運動も全国に広まっています。なぜ多くの韓国人がこの貿易戦争に個人レベルで関心を持っているのか、またそのことが彼らの日常生活にどのような影響を与えているのか。私たちはソウルの街頭に出て、人々の意見の中にその答えを探してみました。
(動画タイトル)ノー・ノー・ジャパン:韓国人が日本をボイコットしている理由
韓国ソウル、2019年7月20日
インタビュアー:今韓国でボイコット運動が起こっていることをご存知ですか?
中年の韓国人男性:知ってます。「ノー・ノー・ジャパン」のことですよね。
インタビューアー:はい、そのことです。
中年の韓国人男性:そのことですね。
若い韓国人女性1:私も知っています。
インタビュアー:この動画を見ている世界中の人たちはこの問題を知らない人もいると思うのですが、そのことについて、それがどういうことで、いつ始まったのか、簡単に説明していただけますか?
若い韓国人女性1:はい。だいたい1ヶ月くらい前になると思うんですけど、韓国の国内で「ボイコット・ジャパン」みたいな運動の掛け声が聞こえ出したんです。最初はゆっくりだったんですけど、それがSNSとか主流メディアで取り上げられるようになった途端に、韓国人が実際に日本製品をボイコットし始めたんです。この運動について私が理解しているのはそんな感じです。
中年の韓国人男性:最近韓国の最高裁がある判決を下したんですけどね、日本に、第二次大戦中に強制労働させられた被害者に対して損害賠償を要求したんですね。それは韓国の最高裁がそういう判決を出したというだけのことだったんですけど、でも安倍政権はそれに対して、半導体製品やフッ化水素を日本の「ホワイト・リスト」から除外する、みたいな反応に出たんですよね。それまでは韓国はそういう製品については日本から障壁なしに輸入できてたのに、今回のことで韓国にそういう製品を輸入するのに90日以上もかかっちゃうっていうことになってしまって、それは韓国の半導体産業にとっては痛手になるんですよね。
若い韓国人男性1:日本が半導体製品の韓国向け輸出を難しくしたっていう話ですよね。で、それが韓国経済にとっては害になるっていうことで。たぶんそういうことがきっかけになって、韓国の市民がその事態を自分たちの手で何とかしないといけないって思わせたんだと思います。
インタビューアー:あなたが見聞きする限りで、現状でそのボイコット運動はどのくらい広まってると思いますか。
若い韓国人男性1:ニュースとかで観てると、市民団体が中心になってそういうボイコット運動してるんだなっていう感じで、それが韓国のソーシャル・メディアとかでも広がってるのかなって思ってます。でもあくまで僕の個人的な意見ですけど、そういうボイコット運動ってそんなにまだ拡大してるっていう感じじゃないと思います。
若い韓国人女性1:そうですねぇ、友だち10人いたら、実際にいまボイコットしてるっていう人は8人とか9人とかいるんじゃないかって思います。だから私の周りでは80%とか90%とかくらいの確率でボイコットしてると思います。
インタビューアー:だいたいどんな製品をボイコットしてるんですか?
若い韓国人女性1:そうですね、韓国人はいまユニクロっていう有名なブランドをターゲットにしてると思います。韓国でいまユニクロで買い物するっていう人はあんまりいないと思います。
若い韓国人女性2:ユニクロのことで言うと、ボイコットが始まり出してから、なんか韓国での売り上げが30%も減ったっていう話を聞いてますし、そういう数字とか聞くと、結構激しいボイコットなんじゃないかなって思います。
インタビューアー:では、そういうボイコットについて、あなたは何が理由になっていると思いますか?
若い韓国人女性2:表面的には、韓国の経済に影響のある貿易戦争のせいだって言えると思うんですけど、でも実際にはもっと深い問題があって、従軍慰安婦の問題とか、日本が政府としてきっちりとした賠償をこれまでしてこなかったっていうことがあって、きっちりとした謝罪もなされてこなかったし、そういうことに乗っかってすごく敵対的な手段を加えてきてるっていう、そういうことがあると思います。特に今回については、日本の現政権が自分たちの政治的な魂胆を隠そうともしてないっていうことがあって、そういう要因が積み重なってこういうボイコットっていう形で噴出してるんだと思います。
若い韓国人女性1:そうですね、理由については人それぞれいろんな意見があると思うんですけど、やっぱりこれまでの歴史に目を向けてみると、日本は韓国にいろいろとひどいことをしてきてるし、そういうことが発端になってると思います。それにしても、安倍首相が、戦時中に起こったことについて謝罪を拒否し続けていて、そのことにすごく頑固になってるっていうことが、油に火を注ぐみたいな感じでこういうボイコットみたいな運動になってしまってるんだと思います。
(continues... 続く)
(continues from above... 上から続く)
インタビューアー:今回のボイコット運動について、ご自身でどうお考えですか?ボイコットに賛成ですか?反対ですか?
若い韓国人男性2:(言いにくそうに、ため息混じりで)僕は、ボイコットには反対です…。だって正直言って、日本のことをボイコットするっていうのは、長い目で見ると、正しい解決にはつながらないと思うんです…。これは、お互いの国が、外交で解決すべき問題だと思うんです。こんな感じでボイコットとかしたって、やたらと反日感情を煽ってしまうだけだと思うし、そうなってしまったら残念だと思うから。でも韓国の世論の視点からすると、人々がこういう感情を持ってしまうっていうのはわかる気もします。だからボイコットが起こってるっていう理由も一応わかるんですけど。
インタビューアー:それではあなたは今後日本製品を買うおつもりですか?
若い韓国人男性2:(カメラをちょっと見て)はい。それは絶対そうですね。日本に旅行とか行ったりするかもしれないです。本当にこういう反日感情って、度を越すと、韓国のためにならないと思うんですよね。
若い韓国人男性1:ボイコットするかしないかとかは、それぞれが自分で考えて決めたらいいと思うし、それぞれが自分の意見を持てばいいと思うんですよ。自分がやりたいと思ったらやったらいいし、いやだと思ったらやらなくてもいいし。僕の個人的な意見ですけど、っていうか僕の周りの人も結構そういう考えの人多いと思うんですけど、こうやってボイコットして日本製品買わないとかやってて、結局その被害を受けるのは同じ韓国人なんだよなって、韓国でビジネスしてる人とか。日本人を苦しめるとか言いながらなんで自国の韓国人を苦しめるようなことするのかなって。それが僕の意見です。
インタビュアー:あなたは日本製品を買うお積りはありますか?
中年の韓国人男性:ないですね。少なくとも今はね。だってね、良きにつけ悪しきにつけね、みんながいまボイコットしてるって時にね、自分だけ日本製品買うとかっていうの、したくないでしょ。もし自分だけ買っちゃってたら、なんか自分が裏切り者みたいに思っちゃうもん。
若い韓国人女性3:ボイコットには始まったころから賛成してて、今もそうなんですけど、ソーシャルメディアとかで見てると、もともとこれって「日本製品を買わない」っていうボイコットだったはずなのに、なんか物事がどんどん悪い方向になってるっていうか、このボイコットで被害を被ってるのは実は、韓国で商売してる人たちとか、あと韓国のことが好きで旅行に来る日本人とかなんじゃないのって思うようになってきてて、実際そういうふうな話とかも聞きますしね。ちょっと収拾つかなくなっちゃってるんじゃないかなって感じます。
(continues... 続く)
(continues from above... 上から続く)
インタビュアー:あなたは日本から韓国に来られてる交換留学生だってうかがったんですけど。
若い日本人交換留学生:はい。よろしくお願いします。
インタビュアー:韓国にいらっしゃる間に、韓国人が日本に対してある種の感情を持っているなと感じられたことはありますか。
若い日本人交換留学生:それは毎日感じます。今日もすぐそこで、看板っていうかサインを見たんですよ。韓国人は日本に旅行に行くべきじゃないし、日本製品も使うべきじゃないって書いてありました。そんな感じのことですね。
インタビュアー:日本人としてどんなお気持ちですか。
若い日本人交換留学生:っていうか、韓国人に対して、日本の製品を使うなって言ってるってことですよね。でも実際には日本の製品が好きっていう韓国人ってたくさんいて、もう日本の製品を結構使ってるっていう人も結構いて、そういう人たちがどんな悪いことをしたっていうんですか。っていうか、日本の現政権とか安倍が問題だって韓国人は言ってるんですよね、何の関係もない日本のブランドとかそれを使うお客さんとかを責めるのは筋が違うと思うんですけど。
インタビュアー:ここ韓国では、実際に数多くの日本製品が販売されていますよね。こういった日本製品のボイコットのせいで韓国の企業や商売をする人たちが損害を受けることになるかもしれないという意見もありますが、あなたはどうお考えですか。
中年の韓国人男性:いやそうだと思いますよ。実際韓国にとっても結構なダメージになると思います。結局は仲間同士を殺しあってるみたいなもんですよね。こういうボイコットとかは早く止めたほうがいいと思いますよ。でもね、これは政府や役所がやれって言ってやってるようなことじゃなくてね、市民が自発的にやってることなんですからね。だから日本には、韓国人がどうしてこういう感情を持つようになったかっていうことを、ちゃんと理解してほしいと思いますね。
インタビュアー:あなたはこのボイコットの究極の目的は何だと思われますか。何が達成されたらこのボイコットが成功だと言えると思われますか。
中年の韓国人男性:そりゃあ日本が行動を示す時ですよ。日本が何らかの手段で自分の非を認めれば、私たちのボイコットも徐々に終わると思いますよ。考えようによっちゃあ、それが日本のためになるかもしれないんですからね。だって、それで韓国からの訪日客もぐっと増えるだろうしね、そうなったら私だって日本に旅行してみたいって気持ちですよ。
若い韓国人女性3:日本が何か具体的な方策を打ち出すとか、正式な謝罪をするとか、何か両方の国の間にある深いわだかまりを埋めるようなことがなければ、このボイコットはずっと続くんじゃないかって思います。あと6ヶ月とか。
インタビュアー:あなたはそんな長期でボイコットをする心の準備はありますか。
若い韓国人女性3:はい、あります。
インタビュアー:韓国の外にいる人々がこのボイコット運動のことを聞いたら、韓国人はとにかく日本の何もかもが嫌いだからやっているんじゃないかと思われるかもしれません。日本のメディアによる報道にしか触れていない普通の日本市民の人々に向かって、あなたはどんなメッセージがありますか。
若い韓国人女性4:日本の人たちには、私たちが理由もなく日本製品をボイコットしてるわけじゃないっていうことを、知ってほしいです。韓国の市民にとって、こういうボイコットという手段を使って、関心を持ってもらおうとすることは、当然の権利だと思います。
若い韓国人女性3:私たちは日本が嫌いだからボイコットしてるんじゃないんです。ただ日本の現政権が今こういう行動に出ているっていうことに対して反対の意を表しているだけなんですよ。私たちがわだかまりを持っているのは、日本が過去に韓国で犯した罪についての彼らの態度なんです。もし過去に日本以外の国が韓国に対して同じことをしたとしたら、その国に対しても私たち市民は同じようなわだかまりを持って反応しただろうと思うんです。はっきりとさせておかないと思うことは、韓国の人たちが日本の人たちを憎んでいるということでは全くないっていうことです。ただ日本の現政権に対して反発しているだけなんです。
中年の韓国人男性:韓国と日本はね、隣国同士なんですよ。だからね、私たちはね、お互いが共存共生できるように学んでいかないといけないんですよ。お互いを敵と思ってはだめなんです。それが基本の姿勢であるべきでしょう。尊敬に値する国家としてね、日本が今みたいにずうずうしい態度でね、報復的な行いをするっていうのはね、ちょっとどうかなと思いますよ。そんな下等な国じゃないはずですよ、日本は。
若い韓国人女性1:今わたし実は日本語を履修してるんですけど…
インタビュー:大学でですか?
若い韓国人女性1:はい。でもやっぱり、今回のことは、歴史的な衝突が発端になってると思うんです。私としては、日本の人たちに、別に韓国の人たちが個人的に日本の人たちが嫌いとかそんなことは全然ないっていうことをわかってほしいです。ただ、韓国の人たちのこういう反応がいったいどこから来ているのかっていうことを、理解してもらえたなら、そうなったら本当にいいなって思います。
(end おわり)
次回洋書読書会は9/8(日)9時30分スタート
(北アメリカ東海岸は9/7(土)19時半)
どなたでもご参加いただけます。ネット上にあるエッセイ等を取り上げて、英語がわからない部分を先生に解説していただきながら、内容についても意見交換します。
【範囲】
Chapter 9: Sexual and Gender Diversity in Native America and the Pacific Islands
最初から10ページぐらいまで。
https://www.nps.gov/…/l…/upload/lgbtqtheme-nativeamerica.pdf
【全員がビデオ参加!】
ハングアウトでの開催になります。下記にアクセスしてご参加下さい。
カメラをオフにして音声のみのご参加も歓迎です。
https://hangouts.google.com/h…/_/pwif3ywqnvgrfooxravixj4fzye
★Youtubeで過去の読書会の様子を公開しています。
https://youtu.be/rufR0fT0M-A